サイコアーマー ゴーバリアン その78(第17話「巨大要塞ダインガラーム」(その4) | 無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

サイコアーマー ゴーバリアン5(DVD)

¥3,246
楽天
(続き)
 転移装置により、ガラダイン星を脱出したイサム、ハンス、オルドン、ミッキー、ネコパン。
 辿り着いた先は、ガラダインの移動要塞ダインガラーム。
 外への出口らしきところへ辿り着くが、宇宙船も、宇宙服もない状態ではこれ以上逃げることは出来ない!? その時……
イサム「リサだ……リサの声が聞こえる……!」
 イサム達が、ダインガラーム内にいることを察知したグランド―は、救援の為、密かにガロムを発進させていた。
 隕石に隠れ、ダインガラームの近くまで接近していたガロムは、サイコバリヤーで身を守り宇宙空間へ飛び出したイサム達を受け止める。
 が、この行為により、敵はガロムを発見した!
 ダム―ラ指令自らが乗り込むジェノサイダーがガロムを襲う!
 イサムとハンスは、ガロムから離れると、サイコジェネスにより、ゴーバリアンとレイドを生成しようとする。
 アトラスと共に、ガロムに同乗していたピケ、プケ、トンガリもパワーを送り、彼等を助ける。
 瞬く間に完成するゴーバリアンとレイド!


 ここ数話の展開のおかげで、
サイコアーマーとは、創造者が生きている限り、何度でも再生するメカである
 というイメージが定着しました。
 設定上そうなのだろう、と頭でわかっていた視聴者も、イメージとしてピンと来ていなかった人も多いと思うのですが、さすがに、ハッキリと頭に刻み込まれた。
 なにしろ
初代ゴーバリアン・14話でデモンドス自爆とともに消滅(映像による直接描写は無し)
2代目ゴーバリアン・15話で生成され、16話にてガラダイン妖力砲を受け爆散
3代目ゴーバリアン・17話にて生成

という慌ただしさ(笑)。
 レイドに至っては、既に4代目な上に、8話でも14話でも16話でも完全破壊される描写がしっかりと入っているので、その不死身ぶりは、ゴーバリアン以上に印象に残った人もいるかもしれない。

 ジェノサイダーは、その腕の巨大な鈎爪で、ガロムを捕えていた。
 その腕を、生成完了したゴーバリアンのサイコクロスが斬り裂く。
 続けざまに、パンチ、キックで攻撃するゴーバリアン。
 対してジェノサイダーは体をコマのように高速回転させ、体当たり攻撃を仕掛けてくる。
 一瞬ひるんだゴーバリアンだが、回転軸を真上からキックで攻撃。
 しかし、狙いすましていたかのように、ジェノサイダーの鉤爪がゴーバリアンの足を捕まえた。
 逃れられない……!
 そこでゴーバリアンはジェノサイダーの首を逆に締め上げる。
 互いに相手の 足を、首を、引きちぎらんとするジェノサイダーとゴーバリアン!
 軍配はゴーバリアンに上がった。
 ジェノサイダーの首が根元より引きちぎられる!
 そこをチャンスと見たレイドは、先程、ゴーバリアンがサイコクロスで切断したジェノサイダーの鉤爪を、投げつける。
 命中!
 ひるんだジェノサイダーは、ゴーバリアンの足を放してしまう。
 とどめのサイコクラッシュ!
 
 こうして、イサム達は全員無事、グランド―へ帰還した。
 しかし、ガラダイン軍との戦いは、まだ終わったわけではないのだ。


 相変わらず、ゴーバリアンのバトルシーンは、凝った殺陣と生々しい肉弾戦メインで楽しませてくれます。

 さて、大きく盛り上がったと言っていい、15~17話の展開。
 が、番組全体でみると、結果的に消化不良となってしまった要素が散見されます。
・ゲリラ達のその後、そしてイサム達との関係
・シーラとハンスの恋の行方及びシーラのその後(別れの直前で、転移装置の設計者の娘だった、とか明かされて、それが今後の展開に何も絡んでこない)
・ネコパンの存在

 上記は、もしゴーバリアンが打ち切りにならなかったら、きっと、後半、絡んできたと思われる要素です。
 この番組、かなり細かく、終盤までの展開の設計図が出来ていたらしく、中盤の時点で、終盤への伏線と思われるものが、いくつも張られるんですよね。
 結果、それらがことごとく消化されない……。
 
 ファンとしては、本当はこういう展開の筈だったのかなぁ? と、想像する楽しみが残されたことになります。
 願わくば、正解、は永遠にスタッフからは語られない方が、個人的にはいいかな?


 明かされたら、絶対にその記事は読むけれど。

(イデオン、バルディオス、ガルビオン……打ち切りになり、結局どういうラストだったのか、が、ファンに明かされた作品群。
 なんだか、面白い、面白くないというのとは別の話として、ラストを知らないままに想像していた時が一番楽しかった気がしなくもないのです)