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前話までで、一通りキャラクター編が終わり、前半の盛り上げ=デモンドス攻略 へとストーリーは動いていきます。
とはいえ、まだ今回はその前哨戦(?)といったエピソードですが。
ゴーバリアンとの戦闘で傷ついたザリウスでは、大気圏を突破できない為、クリストはいまだ地球にとどまっていた。
修理可能な場所を求めていたところ、地球軍に発見され、激しい攻撃を受ける。
無論、いかに弱っているとはいえ、地球軍にやられてしまうクリストではない。
が、自分の命をも捨てて挑んでくる地球人の姿に、驚きを覚えるのであった。
一方、イサム、リサ、ミッキー、ピケ、プケの5人は、バスターの死を、彼の父に伝えるため、地球防衛軍本部のあるフラン市を訪れていた。
度重なるガラダイン軍の攻撃にさらされてか、街は荒廃していた。
そして、人々の不満は、怒りは、無力な地球防衛軍へも向けられていた。
戦う事の辛さを知るイサム達には、いっそのこと降伏してしまえばいい、とまで言う、市民達の言葉はあまりにも無責任な発言に思えた。
ミッキー「オッサンみたいな人ばっかりだったら、3日で地球は征服されてるよ」
バスターの父・ドランは、防衛軍内で、
敵戦力が超能力兵器であること、
そしてそれに対抗するにはやはりこちらも超能力で立ち向かわなければならないこと、
すでにそれを行っている者達がいること
自分の息子バスターもその一員であること
を説明し、グランドーチームを、正規の防衛隊として認めるよう働きかけていた。
しかし、防衛軍内でも信頼のおかれている人物であったドランの言葉とはいえ、あまりにも突飛な話であり、防衛軍の高官達も容易に受け入れることのできる内容ではなかった。
ドラン「クルトが死んだ……。
そうか……ワシより先に逝ってしまいよったか……」
イサム達から知らされた息子の死に、思わず飲みかけのグラスを取り落としてしまうドラン。
ドラン「あの親不孝者め。なんの孝行もしないで、勝手に死におって……けしからん!
息子は……いや、
クルト・バスター少尉は、勇敢に戦ったかね?」
リサ「はい、誰よりも……」
ドラン「軍人は信念の為には自らの命を懸けるものだ。死など恐れはしない!
それにクルトは死んではいない。
君達の心の中で、永遠に生き続けるだろう。
彼は誰よりも幸せだった。
ワシは、悲しくなどはない」
イサム達に背を向け、決してその涙を彼らに見せまいと、そして
必死に、父としてではなく、軍人としての言葉を紡ぐ、ドラン。
しかし、その深い悲しみは、覆い隠しようもない。
冒頭で、ザリウスに対し、特攻をかけている軍人を描いているのは、このドランのセリフ
ドラン「軍人は信念の為には自らの命を懸けるものだ。死など恐れはしない!」
の前振りというわけですね。
若干、特攻賛美的に取ろうと思えばそう取れるシーンでもありますが、別にそういう話ではないです。
そこへ、敵機発見の報が入る。
フラン市の南方150㎞地点を飛行しているという。
それを聞き、ドランは、部屋を飛び出していくのであった。
(続く)