まだ分からないよ。

昇る朝日に目が眩んだ。


このままでいいのか迷いながらの帰り道。

見上げたまぶしい空に、長くのびた飛行機雲が少し足取りを軽くさせた。


たくさん笑いたいから、たくさん我慢した。

たくさん笑いたいから、たくさん叩かれた。


『よく頑張ったね。』

だからきっとご褒美がほしかったんだ。


こっちを見てよ。



あの日は、怖くて怖くてゴメンナサイが言えずにいたんだ。

真っ赤になった目に涙を浮かべて見つめてた。


たくさん笑いたいから、たくさん泣いた。

たくさん笑いたいから、たくさん笑った。


ビルに隠れて陰になると、家はすぐそこだ。

成りきれてない大人達に混ざって明日を迎える僕に、答えはまだ見えないよ。