当初はトムクルーズとブラッドピットの共演予定だったらしいが、最終的にはマット・デイモンとクリスチャン・ベールになったようだ。
とにかくこの2人がカッコ良すぎる!
ジェイソンボーンとダークナイトの夢の共演(笑)
こんなかっこいい男たちは他にいるのかねー。
少なくても私は今まで見た映画で、こんなにかっこいい男たちが出てる映画はマックイーンの「大脱走」くらいしか覚えていない。
その他のキャスティング、演技、スムーズに進むストーリー、スリリングな雰囲気を煽る音楽などなど、素晴らしかったなー。
ジャンルは違うけど、実話を基にしているからか、「ボヘミアン・ラプソディ」に展開が似てる。
映像も音もリアリティを追求している。
モータースポーツ好きはかっこよすぎて涙なしにには見られない。
そうじゃなくても胸が熱くなるはず。
女性にこの映画の素晴らしさが伝わるかはわからないが、モータースポーツにはロマンが凝縮されている。
しかしこの映画、タイトルが絶対おかしい。
「ドライバーvs経営者」だろ。
本田宗一郎さんとアイルトンセナの信頼関係とは真逆の話だった。
フェラーリはヒールでもなんでもなく、むしろレースこそ全てともいえるフェラーリのブレない理念に敬意を表している。
昔も今も、フェラーリはお金儲けのためにレースをやっているのではない。
文化なのだ。
世界中のファンがそれをわかってる。
F1の世界でも、たとえフェラーリが一番速くなくてもフェラーリのシートに座ることこそが、最大の栄誉であることをドライバーたちもわかっている。
この映画を見たら、フォードの車など絶対に買いたくなくなる。そこがこの映画の素晴らしさ。
ヒーローはハンドルを握るドライバーとそれを支えるチームであって、自動車を提供しているメーカーではない。
ファンはみんなわかっているが、経営者はそれがわからない。
この国に例えるなら、レースに出るために会社を作ったかのようなホンダと、車を売るためにレースに出るトヨタでは、マインドがまるで違うと思う。
どっちがいいか悪いかはわからないが、私はホンダが好きだ。
絶対に見たほうがいい。