タック牧田さんとニューヨーク・ジェッツ | 阪神間をあちらこちら

阪神間をあちらこちら

「一球入魂無他念 快打洗心天日清」

朝日新聞30日(火)朝刊スポーツ面に、懐かしい名前を見つけました。
  イメージ 1 
NFL専門写真家 タック牧田さん(Tak Makita 牧田隆)
月刊タッチダウンに連載していた氏の辛口エッセイが好きでした。

この記事にある、「第3回で大番狂わせ」とは、1969年1月12日にマイアミで開かれた
第3回 スーパーボウル、ニューヨーク・ジェッツ 対 バルティモア・コルツの試合の事です。

  

伝統を誇るNFLに対抗して発足した新興リーグのAFL。
元々、スーパーボウルは、NFLとAFLの真のチャンピオンを決定するため始まりました。

そのAFLに所属するニューヨーク・ジェッツは、
名門アラバマ大から史上最高の契約金でQBジョー・ネーマスを勧誘しました。

ネーマスは女優と交際したり、ガールフレンドから貰った毛皮を着てサイドラインに立ったりした事から、
「ブロードウェイ・ジョー Broadway Joe」と呼ばれました。

そのネーマスが試合前に、
The Jets will win on Sunday, I guarantee it.
( 日曜日の試合はジェッツが勝つ。僕が保証するよ)
と発言し、物議をかもしました。

2年連続でNFLのグリーンベイ・パッカーズに大敗していたAFLが勝てる訳ないと思われていたのです。

しかし、その予言通り、ジェッツがリード。
16対0と大きくリードされたコルツは、4Qにシーズン中に負傷し先発を外れていた
「黄金の腕を持つ男」偉大なるQBジョニー・ユナイタスを登場させ1TDを取り、意地を見せましたが、
時すでに遅し。

名門NFLを倒し、AFLの力を見せつけたことで、
2年後にはリーグ対等統一、現在のNFL地区制に移行するきっかけを作った伝説の試合と化したのでした。

さて、2月3日(日本時間4日)のスーパーボウルには、この時負けたコルツが登場します。

我がシカゴ・ベアーズと、どんな試合を見せてくれるか楽しみです。

The Bears will win on Sunday, I guarantee it!