『死体が消えた夜』

原題:消えた夜

 

 

■監督

イ・チャンヒ

 

■出演

キム・サンギョン

キム・ガンウ

キム・ヒエ

ハン・ジアン

キム・ジヨン

キョン・スジン

クォン・ヘヒョ

 

 

■解説

緻密に計算されたストーリーが話題を呼んだミステリースリラー。
監督は長編劇場デビュー作ながら見事な手腕を見せたイ・チャンヒ。
 

■あらすじ
大学教授のジンハン(キム・ガンウ)は、その日妻であるソリ(キム・ヒエ)を毒殺した。財閥の2世で大手製薬会社の会長を務める年上のソリから所有物のように扱われることに不満を感じていたジンハンは、女子学生ヘジン(ハン・ジアン)との不倫の末にヘジンは妊娠。ソリと別れるためには殺害する以外に方法はないと考えたジンハンは、証拠の残らない新薬を使いソリを病死と見せかける事に成功する。


しかし、そんなジンハンのもとへ一本の電話がかかってくる。それは、あろうことか遺体安置所からソリの死体が消えたというものだった。


現場に呼び出されたジンハンと、待ち受けるベテラン刑事ジュンシク(キム・サンギョン)の執拗な攻防が始まる。

 

 

公開:2018年

 

 

■感想

いやぁこれは練りに練られた展開が実に面白かった!確かにツッコミどころはあるし、あの人のあの行動の見せ方は明らかにミスリードさせる違和感ありありのシーンやろ!って部分はあるにはあるものの、それを差し引いても緻密に計算されたストーリーに最後まで魅了させられました。

 

惜しむらくは、この手の作品を見慣れている方なら大筋のオチは簡単に読めたのではないかという点かな。だからこそあの人のあの行動の見せ方は「ないわぁー」なんですけどね(笑)

 

にしてもキム・サンギョン、こういう役どころを演じさせると相変わらずグンバツですね!そしてキム・ガンウ、演技に関しては特に言うことないけど、このジンハンというキャラ、当然悪い事をしてるわけだけど、一番感情移入してしまったせいか、何か最後の方は胸が痛かったですわ。

 

 

個人的評価

☆☆☆☆★