令和四年 初場所 四日目
常日頃から、なぜ?どうして?と疑問に思うことはたくさんありますが、そんな疑問が解ける瞬間はある日突然やってきます。
【素朴な疑問】
白鵬「あ、宇良。」
宇良「いつも、えらいお世話になってます。」
白鵬「ねえ、宇良って・・・。」
白鵬「なんでタオル使わないの?」
宇良「えっ・・・。」
白鵬「一度くらい見てみたいよね・・・。」
宇良「・・・・・・。」
白鵬「宇良がタオル使ってるとこ。」
宇良「えぇ~・・・、じゃぁ・・・。」
宇良「今日、使います!」
白鵬「ほんと?!やった!」
宇良、大横綱の期待に応えることはできるのか??
【初披露】
「横綱、今から使いまっせ。」
ゴ~シゴ~シ
ゴ~シゴ~シ
ゴ~シゴ~シ
ゴ~シゴ~シ
ゴ~シゴ~シ
ゴ~シゴ~シ
・・・・・・。
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
「横綱、見てまっか?今日はぎょーさん使っとりまっせ。」
いや~、いきなり一生分くらい使いましたね(笑)
うちの家でも宇良がタオル使ってる!と大注目でしたが、あの激しい拭き上げには、一瞬沈黙になりましたよ(笑)
でもその甲斐あって、大関から見事に白星をもぎ取りましたね。
互いに息があがったままの取り直しは、一瞬の判断がものを言いました。
前日の後頭部強打も問題なさそうで一安心です。
話は変わりますが、新十両紹介の北の若。
何年か前から言っていた孫弟子ですね。
52代お気に入りの煩悩子、期待の北の若。
いよいよ関取昇進となりましたか。
しかしこの人とても21歳の若者には見えませんよね。
今日はマスク姿で目元しか見えてないから、若さを感じますが土俵での姿からはとても21歳の若者とは思えない。
パッと見、遠藤と同世代くらいに見えてどことなしにいぶし銀な雰囲気もあるし。
良く言えば落ち着いている、悪く言えば早老な老け込んだ印象すら感じます。
でもまぁ考えてみれば、21歳といえどもこの環境じゃしょうがないかなとも思いましたね。
だって、前からは、
毎日毎日理事長八角から、周りに感謝しろだの、見本になれだの、宿題しろだの、歯磨けだの、早く寝ろだの、協会の看板を背負って立てだの、と日々口うるさくプレッシャーを浴びせられ。
少しでも後ろに下がろうものなら。
後ろからジジイにがっしりと捕まえられる日々。
こりゃ早く老け込むのも無理はなさそうです。
期待をかけられる方も楽じゃない。
八角と52代からの大きな期待に挟みこまれる北の若。
角界の弟子を取り巻く環境にも、少子高齢化の波がひたひたと忍び寄ります。