平成27年 名古屋場所 千秋楽
相撲人気、完全復活!!
【満員札止め】
「それで、北の富士さ・・・。」
ざわざわ。
「・・・・・。」
「相撲ファンもわかっ・・。」
「・・・・・・。」
ざわざわざわざわ。
「・・・・・・。」
ざわざわざわざわざわ。
「――。」
満員札止めの人の波にかき消される、小兵・舞の海秀平。
相撲を愛し、自らが相撲ファンの代弁者となって、時に熱く、時に思い込み激しい解説をお茶の間に届ける姿勢は、彼自身が思いもよらぬ事態を引き寄せることになります。
【探し出されて】
白鵬「どこだ。」
白鵬「どこに隠れた。」
白鵬「舞の海・・・。」
白鵬「あ、いた。」
舞の海「ヤバ・・・。」
稀代の横綱に公然で皮肉を言われて、万事休すの舞の海。
毎場所繰り返される軽口に35回目の優勝をもって、お灸をすえられました。
そんな私も今場所の序盤戦の白鵬を様子が変だとかなんだとか勝手なこと書いたんですが、取り組みに時間がかかれば力が落ちたと言われ、早すぎればイラついているとなんだかんだ言われる白鵬にしてみれば、「ちょうどいい勝ち方なんてないんだよ」と一言いいたくもなりましょう。
隙が無いと嫉妬や妬みであ~だこ~だ言ってしまうのが、凡人の悲しいところです。
ごめんね、白鵬。
凡人代表・舞の海さんを許してね。(失礼)
【惜しまれながら】
52代「舞の海さんも、気の毒だったね・・・。」
藤井「え。」
52代「私も彼の発言の数々には心配しとったんですよ。」
藤井「北の富士さん・・・。」
52代「こうやって向こう正面に目をやると・・・。」
52代「瞼の裏に、在りし日の向こう正面の舞の海の姿が・・・。」
藤井「口元笑ってますよ。」
どうかまた向こう正面に座らせてあげてください。
去ると言えば本人達の口から「引退」の二文字が出たわけではありませんが、若の里と旭天鵬はそれぞれ最後の十両と幕内の土俵となりそうです。
前に見た雅山の涙とはまた違って、現役への情熱がまだ残っているように私は感じられて見ていて辛くなりました。
いつまでも現役で活躍する姿を見続けていたいけど、決めるのは人生をかけて土俵に上がり続けた本人自身。
いつもと違って切ない気持ちの千秋楽になりました。
来場所はいつもいた人がいないかもしれない・・・。
それを想像するとたまらなく胸が痛くなります。
【次世代】
安美錦「・・・時天空。」
安美錦「あのな・・・。」
安美錦「来場所からな・・・。」
とうとう時天空もここまでたどり着きました。
どんどん若手が上がってきて、いつの間にやらすっかりベテラン長老の粋です。
ベテランの割にはいつまでも予測不能の動きをして、相手力士やたまに自分自身も翻弄していますが、そんな安定感や安心感とは程遠い時天空がやっぱり大好きです。
ベテランと言われて久しい時天空ですが、これから先も独自の道をひた進んでほしいと願うばかりです。
今場所は11枚目で6勝9敗の結果で終わりました。
時天空にめっぽう甘い私の見立てでは、幕内残留できそうです。
初場所の年男の目標は「なるべく幕内で相撲がとれるように頑張る」でした。
時天空、今さら言って申し訳ないですが、目標に「なるべく」なんて付けたら目標を下回ってしまうものです。
およそ無茶苦茶な荒唐無稽なことでない限り、目標は高く掲げていた方がいいはずです。
運のいいことに来月は8月、今年もまだ2場所あります。
早速、今年の目標を「三役返り咲き」に書き換えて、上を目指そう時天空!
向上心に年齢は関係ありません。
今場所の時天空よりさらに強くなった時天空の姿が、来場所見られるのを楽しみに、今場所のブログを終わります。
最後になりましたが、今場所も当ブログにお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!!!
毎日楽しいコメントやメッセージをありがとうございます!!!
読みながら同感したり、吹き出したりして楽しませていただいております。
また、多くの方から読んでいただいているようで、とても恐縮しております。
心よりお礼申し上げます。ありがとうございます!!
千秋楽のブログを書きながらいつも思うのは、好角家の皆さんのおかげで相撲を今まで以上に楽しませてもらっているということです。
あのブロガーさんの贔屓力士はどうだったろうか?
このブロガーさんの好きな力士は勝っただろうか?
時天空一辺倒になりがちな私の相撲観戦の幅を、皆さんのおかげで広げることができました。
その割には、ブログは時天空一辺倒ですが(笑)。
毎場所こんな調子が繰り返されるブログですが、どうかこれからもお付き合いください!
これから夏本番です。
夏巡業も催されます。
どうか夏バテ・熱中症なとお気をつけて、お元気に夏をお過ごしください。
それではまた元気に9月場所でお会いしましょう!!