試合の途中失格となってしまった悲運のプラティカルシューティング(笑)
IPSC / PPSA Practical shooting, Sports shooting
1st IBP PRESIDENT CUP 2022 Neutraizes Gun Club and Firing Range
久々に参加したプラティカルシューティング大会です。
今回は8ステージの127ラウンドの大会でしたが、6ステージでセーフティー違反で、
なんと!失格になってしまいました。。。(涙)
動画を観ていただくと詳細な状況が把握できますが。。。
是非Youtubeのご視聴をお願いします。
では、まず銃器の安全規則4つを見てみましょう。
1.全ての銃器は弾薬が装填されているとみなすこと。
2.銃口は、撃とうとするもの以外に向けてはならない。
3.標的を狙う瞬間まで、指はトリガーから離しておくこと。
4.標的と、その向こうに何があるかとを、常に把握しておくこと。
この4つの安全規則は、どの射撃場を行っても確認できる最も基本的な4つの安全規則になります。
コンペティション競技が行われる競技中は、銃口は常に前方を向かなければならず、
ターゲット位置も前方を基準として実質的に180度を超えることはなく、
したがって銃口は基本的に150~160度以内を維持しなければなりません。
今回の試合の失格理由は、銃口が側方に向かったという理由です。。。
まず、証拠の写真をお見せします。
左側面の壁が見えて、完璧に180度を超えた状態でマガジン交換をしています。。。
移動を完了した後にマガジンを交換しなければなりませんが、交換タイミングが早かったですね。。。
今回のミスを深く反省しています。(涙)
失格という恥ずかしい結果です。
次回からはミスしないように頑張ります!
では、今回試合のステージコースを一度見てみましょう、、、
ステージ1は、単一位置で射撃するショートコースで、ミニマム10ラウンド、4つのクラシックターゲットボードと
2つのノーシュートが含まれ、そして2つのメタルターゲットがあります。
(実際のコースはYoutubeでご確認お願いします^^y)
クラシックターゲットボード とは、基本的に以下のような形で、A(アルファ)5点、C(チャーリー)3点、
D(デルタ)1点となるスコアの仕組みです。
*基本:Minor(PF125~164)の場合該当
Majorの場合(PF165以上)にはA 5点、C 4点、D 2点に該当
**PF(Power Factor)については、次に詳しく扱う予定です^^;
その他、ポッパーターゲットは85サイズとミニ56サイズがあり、ターゲットを合わせて倒す場合5点に該当します。
その他にもメタルターゲットがあり、円形の場合は直径20~30cm、四角形の場合は15x15~30x30cmのサイズです。
(*ハンドガンディビジョン)
*ライフルまたはショットガンディビジョンでは、少し大きいサイズのメタルターゲットを使用しています
ステージ2もショートコースであり、ハンドガンはテーブルの上に位置し、
後ろの椅子に座った状態でスタートすることになります。
ミニマム11ラウンド、5つのクラシックターゲットボードと1つのノーシュートが含まれ、
1つポッパーターゲットがあります。
No Chamber Loadedは装填せず、マガジンのみ挿入した状態のスタートを意味します。^^
開始音と同時にまず装填をしなければなりません。
ステージ3もショートコースで、ミニマム12ラウンド、4つのクラシックターゲットボードと、
2つのポッパーターゲット、2つのメタルプレートがあります。
同様に装填はしない状態でスタートします。
ステージ4はミディアムコースで、ミニマム22ラウンド、10個のクラシックターゲットボードと、
3個のノーシュート、2個のメタルプレートがあります。
ここではスタートする前にチャンバーに一発装填された状態でのスタートです。
ちなみにプロダクションディビジョンの場合、マガジンに15ラウンド装着が可能で、
チャンバーに一発を装填後、他の15発マガジンを入れ替えることができ、事実上16発を使用することができます。
YoutubeなどのIPSC競技映像で選手たちがチャンバーに一発入れて、マガジンを再び変える姿を見たことがありますかね?
この一発がコース攻略を大きく左右する場合があり、重要な一発になります。^^;
ステージ5もミディアムコースで、ミニマム24ラウンド、10個のクラシックターゲットボードと、
2個のポッパーターゲット、2個のメタルプレートがあります。
同様にチャンバーに装填した状態でスタートします。
*装填するかしないかは各競技のレベルによって競技長の裁量でコースごとに指定されます。
LEVEL I Match (example: local weekend club match / 村町規模のクラブマッチ)
LEVEL II Match (example: inter-club monthly match / 小規模クラブマッチ)
LEVEL III Match (example: large Regional match / 大規模地域マッチ)
LEVEL IV Match (example: Continental Championship / コンチネンタルチャンピオンシップ)
LEVEL V Match (example: World Shoot / 国際競技)
ステージ6はロングコースで、ミニマム30ラウンド、14個のクラシックターゲットボードと、
3個のノーシュート、2個のポッパーターゲットがあります。
装填はしない状態でスタートします。
そして、、、私が失格となったのコースです。。。
Youtubeで詳細な状況がご覧いただけます。
コース設計がどれほど重要か、非常に勉強になりました。^^;
ステージ7もロングコースで、ミニマム31ラウンド、12個のクラシックターゲットボードと、
3個のメタルプレート、3個のポッパーターゲットがあります。
このコースのポッパーターゲットは倒れた時に、クラシックターゲットボードが動作するようになっており、
動くターゲットを射撃する多少難易度が高いコースと言えます。
スタート位置も二箇所(左、右)から選択して開始できます。
このコースは装填していない状態でスタートします。
ステージ8もロングコースで、ミニマム32ラウンド、12個のクラシックターゲットボード、
2個のミニターゲットボード、2個のポッパーターゲットと2個のメタルプレートがあります。
装填した状態でスタートし、8つのコースの中で最も長く、多様なコース設計ができます。
以上で8つのコース別詳細と必要な情報を並べてみましたが、いかがだったでしょうか。
IPSCのルールは思った以上に複雑ですが、それだけ安全に気を配っており、シューターが楽しめる
環境となっていると思います。
次回はより良い映像にて戻ってきますので、よろしくお願いします!
チャンネル登録といいねは動画制作に大きな力になります。
Youtubeも是非ご視聴ください。IPSCのプラティカルシューティングに興味のある方にはお役に立てばと思います。
ありがとうございます!!
*私が参加しているところはIPSC加盟国で、現地ではPPSAという名前で運営されています。
現地にはPPSAの他、PSMOCという別の実用射撃団体もあり、少しずつルールの違いがあることもあります。
国別に若干の違いが発生するのは、アメリカのUSPSAがIPSCと違いがある程度と考えればいいと思います。^^