FREDDIE AGUILAR『Anak』 Liveステージから
OPM。「オリジナル・ピノイ・ミュージック」。フィリピンポップスです
Freddie Aguilarの『ANAK』息子よ・・・。
もう何度もアップしてまいりましたが、オフィシャル版ではなく、どこかでのLive。
ギター演奏はかなりアレンジしていて、歌唱も抑揚、強弱がつけられます。
このフレディ・アギラはもう若くない。
自分はそう感じました。
1953年、フィリピンイサベラ州イラガン出身ですから、1977年では24歳。
妹マレーネ・アギラールとフレディ(2002)
胸に染み入るように歌っていると思います。
小さいころ愛情たっぷりに育てられたのに、親に反抗しているワル息子が母親が嘆く声を忘れられず、温かい心を想いだしているという曲。
もともとは1977年作曲の曲です。ANAKとは、タガログ語で「わが子」という意味。女も男もANAK。
この曲は、フレディ自身が親に詫びる気持ちで書いたものだそうです。
●フレディ・アギラへのインタビュー 世界を見つめてフィリピンを歌う
いつでも社会の深い問題について鋭く発言をする存在 である。そして自分で創立した「アナック財団」では貧しい子どもたちのために無料 の学校を開いている。
「9年前のことです。家の近くの小学校が火事で燃えてしまって、子どもたちが勉強 する場を失って路上に放り出されてしまった。
当然、授業料の高い私立の学校にもい けない子どもたちばかりだし、フィリピンには公立の幼稚園がありません。
それなら 僕が学校を作ってしまおうと思ったのがきっかけです。
と書いてあります。
どうやら、日本人からの寄付で、300人の生徒が勉強しているそうです。日本人からの寄付をフレディは誇りに思っているとのこと。
「経済が良くなったというけれど、フィリピンの状況は何も変わっていません。誰が 豊かになったんですか? 貧しいものは依然として貧しいままだし、社会正義という 言葉はいったいどこに行ってしまったのかと思います。」
とも書かれています。
●加藤登紀子版和訳歌詞
加藤登紀子はこの曲を、独自で歌詞を和訳し自ら歌っています。
ここにUtsa-Netへのリンクをあげておきます。