ラテンの名曲 Historia de un Amor (ある恋の物語) 3曲 | 群青

ラテンの名曲 Historia de un Amor (ある恋の物語) 3曲

もうすっかり歌のタイトルを忘れてしまっていました。

ラテンの曲、『ある恋の物語』でした。
歌詞の出だしは次のとおりです。

あなたはもう私のそばにいない、いとしい人

私の魂は孤独

もしもうあなたと会えないのなら

そう。

灼熱の恋の歌では無いんです。「解説」まで読み進んで頂ければ・・・

作曲者自身の妻(または兄弟の妻)を亡くした悲しみを歌った曲
だと分かります。

1955年発表の曲です。

連れだって生きてきた最愛の者が亡くなれば、一挙に突き落とされ、孤独と悲しみは毎日でも毎晩でも続きます。

まるで神がそれを強いるかのように。

それでも愛おしい妻。

喜んだ時の顔も、苦しんだ時の表情も蘇ります。

とどうぞ、お聴きください。

 

 


▼一曲目 男声イントロ版
「ある恋の物語」、ラテンミュージックの名曲。
これまでに聴かれた方もいらっしゃるんではないでしょうか・・・・。
幾つもYouTubeにありましたが、これは、ギターと静か目のボンゴが主たる伴奏のもの。
イントロの男声歌唱が哀愁を奏でていると思います。自分にとっては、続く女声よりも響きます。

 

 

 

 


Premier groupe de musique latino méditerranéenne - Primer grupo de Música Latino Mediterránea – First band latino mediterranean music band.
French Latino est un groupe atypique, intemporel, frais et nouveau. La combinaison de sa musique, transméditerranéenne, avec la complicité intergénérationnelle que représentent Michelle et Jean Paul, père et fille sur scène, font de chaque spectacle une expérience différente, émotionnelle, inoubliable.
Les voix, les rythmes et les mélodies s’entremêlent dans les airs entre percussions latines et africaines, instruments de différentes provenances et traditions; et des paroles chantées dans presque toutes les langues méditerranéennes.
French Latino est un voyage, une évocation musicale, qui atteint chaque fois plus de public, au-delà des frontières et du temps.


◇ある恋の物語 和訳歌詞

Lyric.TRANSLATEにありました。←こちらからどうぞ。

 

あなたはもう私のそばにいない、いとしい人

私の魂は孤独

もしもうあなたと会えないのなら

神が私を苦しめるために

そうしたいとお望みなら

 

あなたはいつも私の存在の理由だった

宗教のようにあなたをあがめた

私が出会ったあなたのキス

あなたがくれた熱さは

愛と情熱

 

それは愛の物語

この世にふたつとない

あなたは私の良いところも悪いところも

全部知っていた

私の人生に与えてくれた光を

その後に消していった

ああ、人生はこんなにも暗い

あなたの愛がなくては生きてゆけない

それは愛の物語

 

あなたはもう私のそばにいない、いとしい人

私の魂は孤独

もしもうあなたと会えないのなら

神が私を苦しめるために

そうしたいとお望みなら

 

それは愛の物語

この世にふたつとない

あなたは私の良いところも悪いところも

全部知っていた

私の人生に与えてくれた光を

その後に消していった

ああ、人生はこんなにも暗い

あなたの愛がなくては生きてゆけない

 

あなたはもう私のそばにいない、いとしい人

私の魂は孤独

もしもうあなたと会えないのなら

神が私を苦しめるために

そうしたいとお望みなら

https://lyricstranslate.com

 

 

▼チェロ独奏版

出てくるウエディンク姿の女性は歌いません。
ひたすら、チェロが引きずります。

 

 

 

▼トリオ・ロス・パンチョス版

こちらのトリオ・ロス・パンチョスが皆様ご存じの曲かもれません。
あんまり引きずらず、淡々と歌い奏でます。
ボンゴと3人のギター合奏。
こんなにもギターを操ることができるとは、驚きです。
男声ハーモニーがとてもいいです。
4人の蝶ネクタイがお洒落です。

 


●Historia de un Amorの解説
「世界の民謡・童謡」に次のとおり簡単な説明がありました。

『ある恋の物語』は、1955年に発表されたラテンポップス。パナマ人のカルロス・エレータ・アルマラン (Carlos Eleta Almarán) 作曲。

歌詞の内容は、作曲者自身の妻(または兄弟の妻)を亡くした悲しみを歌った曲とされている。1956年に同名の映画挿入歌となった。

トリオ・ロス・パンチョス、ナナ・ムスクーリ、フリオ・イグレシアスなど多数のアーティストにカバーされ、ペレス・プラード楽団によるインスト版も有名。

 

パナマの人の作曲とは、驚きです。
というのも、ご存じトリオ・ロス・パンチョスは、そもそもメキシコ人2人とプエルトリコ人の三人で結成されたギターと合唱のラテン音楽グループ。(メンバーはその後何代も交代しながら存続)
ですから、てっきり、メキシコの曲なんだろうと思い込んでおりました。
上の動画は蝶ネクタイです。
が、自分が以前に観たのはメキシカンハットにポンチョという舞台衣装でギターを抱え奏でるスタイルでした。

 

 

 

しかし、結成は1944年アメリカのニューヨーク州だそうで、メキシコで大人気になっていたそうです。日本には1959年に初来日。何度も日本公演を果たしています。

そして曲は、ラテンなんだから、灼けるような情熱の恋の歌だろうと思い込んでいましたら、トンでも無い勘違い。
奥さんを亡くした悲しみを伴う追憶の歌だったんですね。
繰り返しになってしまいますが、
ラテンの名曲であり世界中に親しまれた曲ではないでしょうか。