嘘付きは戦争の始まり 爆笑問題・安倍晋三対決 | 群青

嘘付きは戦争の始まり 爆笑問題・安倍晋三対決

少し遡りますが、民主党政権により野党議員時代の安倍晋三さんと、爆笑問題の太田光の対決。
銘打って『正義の戦争はあるのか?』

下のFaceBook(CocoOgikuboさん投稿2月9日)は、皆様に見えるでしょうか・・・。
2分ちょっとと短いです。
でも字幕もでます。どうぞご覧下さい。

https://www.facebook.com/falling.leaves.7/posts/2070312489716138

 

【アベ「元」首相のしどろもどろ対談】
アベ「戦争の前には苦しい判断がある」。太田光「苦しいのは死ぬ人ですよ」
アベは、たかが芸人相手とみくびって対談したけど、芸人には原稿なしの話術があることに気付かなかったうかつさ。

> ゆみ @yumidesu_4649
日本全国すべての皆さんへ。一つ、お願いがあります。「こちらの、ショート動画を見てもらえませんか?」。お願いします。
太田光 vs 安倍晋三 9条改正は必要か?。安倍晋三「でもあの時にね。もし実際あったらね。(大量破壊兵器が)あったかもしれない訳ですよ。だからもし、いや、無かったけど。」


イラク戦争のブッシュ大統領によるイラク侵攻のこと、字幕で出てくるんですが・・・・
緑フォント=安倍晋三 
赤フォント=太田光

 


約4分あたりから、イラク戦争開戦のこと。
 

 

 

 

 

文字おこしをされた方から拝借しました。

《前略》...
(39秒から)
安倍「いわば、戦争はやっちゃいけないことになっている、ことに、共通しているわけですよ。しかしそうは言ったって、え~ベトナム戦争があったし、湾岸戦争も、イラク戦争も、あったし、あふ、アフガン戦争でも…」

太田「文句言やいいじゃん。」

(安倍スルー)

安倍「しかし、イラク戦争においてもね、私は当時の小泉政権の官房副長官でしたよ。で、日本はアメリカの立場を、支持を、しました。で、まあそれは様々な状況を判断して私はそれは間違ってなかったと思いますよ。
ただ、え~大量破壊、兵器に、ついて、え~見つからなかったということは、残念なことだと思ってますけどね。」

太田「なんで間違ってなかったと?アメリカは間違ったって言ってますよね?イギリスも。」

安倍「いや、間違った、か、っ、間違ったっていうのは、何が間違ったかっていうと情報について、の伝達、に、ん、あの~、問題があった、と認めてますよ。」

太田「まあ~、こんなこと言うのは青臭いかもしれないけれども、『情報が間違ってた、けども、その~、やった、ことに、関してあんときの判断は、間違ってなかった』っていうのは、まあ、言葉で言えば、まあ、何となく、つじつまが合うような気がするけど、それで~、間違った判断されて、死ななくてもいいような人たちがボコボコ死んだ、と言うことに関してはどう思ってます?」

安倍「それはまあとても残念なことですけども」(いともあっさりと)

太田「ザンネン?」(笑が出るほどビックリしながら)

安倍「ええ。でもあの時にね、もし実際にあったらね、あったかもしれないわけですよ。だからもし…」

太田「いや、なかったんですよ。」

安倍「いや、なかったけど、いやしかし...」

太田「可能性でそれやっていいんですかね~?」

安倍「いやそれはそうですよ。だってその時にはね…」

太田「ある可能性だけで、根拠もなくですよ、例えば、人を、『こいつちょっと人相アブナイから』つって撃ち殺していいんですかね?」

安倍「苦しい判断がありますよ、時にはね。時には苦しい判断がある…」

太田「いやいや苦しいのは死ぬ方ですよ。」

安倍「それは...、死んだのはね、太田さんが言いたいことは『多くの向こうの人たちが、死んだ』っていう…ええ...」

太田「フセインはむしろ生きてましたよね。」

安倍「ええ。」


*  *  *

 

 

●参考 イラク戦争 Wikipedia辞典

米国(ブッシュ大統領)・有志連合軍2003年3月~2011年12月(オバマ大統領による米軍完全撤収)。国連の支持無しで開戦。2006年にサダムフセイン大統領処刑。
イラク攻撃に反対したのは、フランス、ドイツ、ロシア、中国。日本政府(小泉政権)は米軍開戦を支持。戦闘終結宣言後、日本の自衛隊派遣。
戦死者はイラク側約8,000人~10,000人、米軍兵士4,000人

 



 

 

●静止画の「爆笑問題 太田光が安倍首相と対談。平和について真っ向討論」
YouTube8分33秒です。音声だけですが全編を辿ることができます。

 

 

 

 

 

●爆笑問題の勝ちっ
大量破壊兵器を隠しているんだという米諜報機関ガセ情報で、イラク戦争を開始したブッシュ大統領。イラクの大量破壊兵器査察を続行した方が良いという国際世論を振り切っての開戦。
結果・・・・12000人から14000人が殺されています。
その戦争をやるという判断は間違っていなかった・・・という米国判断支持が、安倍晋三首相。
「実際に大量破壊兵器があった
かもしれない」というのが、支持の理由。

人相が危ないからといって、撃ち殺していいんですか?

何か、これに決定的な反論をするのかな~と思いましたら、絶句してしまって、「参りました~」の安倍さん。

庶民の言葉をくちにしてくれた太田光の勝ちっ。


改めて・・・・、戦争はリーダーの嘘から始められ、「死ななくともいい人がボコボコ死んでいく」・・・と、分かり易い爆笑問題でした。
米国が疑えば、自分も、オートマチックに疑うという安倍晋三首相。


私達が思っている以上に、見た目だけで、簡単に戦争を支持し協力する人物のようで・・・。

 

●参考 志葉玲さん2015年5月・安倍首相のおっしゃる積極的平和主義
なお、イラク戦争・米軍の残虐性は、戦場ジャーナリストの志葉玲さんが説明してくれていました。イラクに侵攻した米軍の部隊・兵士には、言葉の通じない中、住民と武装集団の区別をする事が不可能です。
だから、太田光「人相が悪いから」=「疑えば・・・怪しい」ので、学校や病院も含め全てを破壊し尽くす。子どもも一緒くたに・・・。

 

安倍首相は「積極的平和」の意味を理解できていないので、戦場ジャーナリストが懇切丁寧に指導しますよ! 志波玲 2015年5月28日

・・・・ 安倍総理のおっしゃる「積極的平和主義」とは、2013年12月に閣議決定された「国家安全保障戦略」で掲げられた、安倍政権の安全保障戦略の基本理念のことですよね。具体的には、

「同盟国である米国を始めとする関係国と連携しながら、地域及び国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に寄与していく」

 

・・・・ そこで、是非、お考えいただきたいのは、米国が「地域や国際社会の平和や安定に寄与」したかどうか、ということです。イラク戦争においては、クラスター爆弾白リン弾などの非人道兵器で民間人を殺しまくり病院や学校もろとも街を破壊しつくし、現地の市民を十分な証拠もなく不当に拘束し、電気ショックなどの拷問性的虐待もやり放題・・・・・米国こそが世界最悪の戦争犯罪の常習犯だともいえます。
 
 

 

イラク・米軍空爆で負傷したイラクの子ども

 

・・・・ ただただ、米国を絶対善とし、その軍事行動を支援するのではなく、非軍事的な分野で、国際紛争に歯止めをかけるための具体的な動きをとっていくことが、まがりなりにも非戦の誓いを70年間つらぬいてきた、日本にふさわしい、本当の意味での「平和への積極的な貢献」ではないでしょうか。

 

 


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