戦後70年をみる 03 読売新聞「検証戦争責任」 | 群青

戦後70年をみる 03 読売新聞「検証戦争責任」

「検証 戦争責任」読売新聞社である。
下のとおり、冒頭の案内がされている。
安倍政権による積極的平和主義を支持しつつ、「未来志向の談話の前提として」「戦前・戦中に対する反省をしっかり踏まえる」必要・・・としているものである。
安倍談話が出される前のものである。安倍談話がこうした検証をふまえたものとは思えないが、読売新聞社のこれは、一読し、アウトラインと登場した戦争犯罪者の概要を知っておくことが大事なように感じた。

なお、この検証そのものは、2005年あたりに作成した「検証」のようである。


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なぜ『検証戦争責任』を再公開するのか

今年は戦後70年の節目の年にあたり、戦前・戦中に関する歴史認識について国内外で話題にのぼる場面が増えてきている。
安倍首相は今夏に首相様話を出す予定である。戦後50年の村山首相談話、戦後60年の小泉首相談話で示された過去への反省を継承しつつ、戦後70年の平和国家としての歩みを踏まえて、国際協調主義や積極的平和主義といった「未来志向』のメッセージを国内外に発信する内容になる見通しという。

未来志向の談話の前提として、戦前・戦前に対する反省をしっかりと踏まえる必要があることは言うまでもない。
読売新聞社はちょうど10年前の20055年、渡辺恒雄グループ本社会長・主筆の提唱により、社内に「戦争責任検証員会lを設置した。検証委員会は、満州事変から日中戦争、太平洋戦争に至る原因や経過、さらには当時の政治・軍事指導者たちの責任の所在について検証作業を行い、約1年かけて本紙紙面に特集記事の形で掲載した。紙面に掲載された内容は、06年に中央公論新牡から『検証 戦争責任」と題して書籍化され、その後、英語版と中国語版も刊行されている。

あれから10年。ふたたび歴史認識をめぐる議論が活発になっているときだからこそ、読売新聞社が『検証 戦争責任』で指摘した内容をウェブ上で再公開することは、戦後70年を考えるうえで有益な素材を提供することになると考え、ここに特設サイトを設けることにした。
『検証 戦争責任』の再公聞によって、歴史問題に関する議論が深まり、実りあるものとなることを期待する。

よく短い中にコンパクトにまとめられた、秀逸な内容ではなかろうか。

どんどんと、作戦もなく行き当たりばったりで、満州事変からアジア太平洋戦争の末期まで進んだものだという感じで仕方が無い。

以下は、サイト「検証 戦争責任」読売新聞社 に飛んでご覧頂ければと思う。



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