テーマ構成
1.波浪と風の中を行く / 2.技術系の生きる道 / 3.海原のうねり / 4.フィリピナたち / 5.波乱と愛 / 6.まちの風景 / 7.心に刻む歌と文 / 8.船室にて
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残された奥様 80歳の永遠の愛
坂爪 捷兵さんによるFaceBook投稿(6月10日)を紹介させて頂きます。
出征され32歳で戦死された旦那さん。
投稿された奥さん柳原タケさんは物語投稿時点平成6年現在80歳。
・・・ たくましいあなたの腕に抱かれたのはほんのつかの間でした。
・・・ 私も宇宙船に乗ってあなたのおそばに行きたい。
・・・ おそばに行った時、おまえはどこの人だなんて言わないでね。
・・・ 冬清らかな雪模様など、四季のうつろいの中を二人手をつないで歩いてみたい。
奥さんの永遠を貫く愛情の言葉が胸に響きます。
戦争ではなく大病で亡くなってもそう思うのに、兵隊にとられ戦死されたんですから、残酷です、無念です。
◆
戦死した夫に宛てた手紙で涙が止まりません。全て実話です。
「娘を背に日の丸の小旗を振ってあなたを見送ってからもう半世紀がすぎてしまいました。たくましいあなたの腕に抱かれたのはほんのつかの間でした。三十二歳で英霊となって天国に行ってしまったあなたは今どうしていますか。
私も宇宙船に乗ってあなたのおそばに行きたい。
あなたは三十二歳の青年、私は傘寿(80歳)を迎えている年です。おそばに行った時、おまえはどこの人だなんて言わないでね。
よく来たと言って、あの頃のように寄り添って座らせてくださいね。お逢いしたら娘夫婦のこと孫のこと、またすぎし日のあれこれを話し思いきり甘えてみたい。あなたは優しくそうかそうかとうなずきながら慰め、よくがんばったと褒めてくださいね。
そしてそちらの「きみまち坂」につれていってもらいたい。
春のあでやかな桜花、夏なまめかしい新緑、秋ようえんなもみじ、
冬清らかな雪模様など、四季のうつろいの中を二人手をつないで歩いてみたい。私はお別れしてからずっとあなたを思いつづけ愛情を支えにして生きてまいりました。もう一度あなたの腕に抱かれて眠りたいです。力いっぱい抱き締めて絶対はなさないで下さいね」
柳原タケ
『きみまち恋文全国コンテスト』第1回(平成6年)の大賞作。
80歳のおばあさんの作品です。「正論」平成15年8月号
追伸!
世が世が出したら私も志願兵として戦死していたでしょう。
私の妻もきっと同じ気持ちで手紙を書いてくれると信じています。
合掌
マーラが与えた人生
『マーラが与えた人生』です。
出だしから、あらっ??この曲どこかで聴いたぞ・・・と思われた方が殆どかもしれません。
北ヨーロッパの共和制国家ラトビアの歌謡曲なんです。
「マーラ」とは、命や母性を表す女神の意味なんだそうです。
この曲の歌詞は、画家や薔薇とはまったく関係ない。
ラトビアは、小国ゆえに歴史的に近隣のスウェーデン、ポーランド、ロシア、ドイツなどによって、絶えず侵略・蹂躙されてきた。
独立への思いを抱きながらも、多くの時間においてそれを成すことができなかった国。
詩人ブリディスは、そんなラトビアの悲劇の歴史を「幸せをあげ忘れた」と表現し、これにパウルスが旧ソ連時代の1981年に曲を付け、女性歌手アイヤ・クレレがラトビア語で、叙情豊かに歌ったのが最初だった。
アイヤ・クレレの優しい語り口に“悲しみ”が込められています。

