そうめんのツユに浮かぶネギがハート型な今日この頃、皆様いかがお過ごしでせうか。
盆を過ぎ比較的穏やかになったものの、まだまだ暑い毎日です。
前回の更新タイトルは「4月になったらすぐ5月」ということですが、2022年の話でありまして、現在2024年8月でございます。
全く、私の筆無精も年季が入ったものです。
昨年にはまさかの阪神タイガース日本一なんて天変地異もございましたし、ハタと気がつけば日本勢のメダルラッシュに沸いたパリオリムピックもあっつーまに終わっていました。
前回更新の2022年5月に何があったかを調べてみると、バイデン大統領が来日したらしいですが全く覚えていません。つくづく月日の流れの速さをシジミの味噌汁、もとい、染み染みと感じるものです。
光陰矢の如し、流るる日々の速さもさることながら、昨今のエセーネースの進歩も凄まじいものがありまして、私どももついついスマ〜トフォンを片手にインシタグラミやへーシビッキなどで端的に当店の様子を更新するようになっちまいました。
発信をするにあたり、「ブログ」というコンテンツ自体が寂しくなってきている中ですが、私個人としてはとても強い思い入れがあり、本心ではこのように、皆様に語りかけていきたいのです。
しかし、いかんせん貧乏暇なしラ・フランス西洋梨。おかげさまで鈍臭いながらも忙しくさせていただいていた次第でございます。お仕事も去ることながら、友達と遊んだりお酒を飲んだりツメを切ったり眠ったりすることに忙しく、尚且つ筆不精の私にとって二年なんて瞬く間に過ぎちまったのですが、その間に当店には何もなかったのか?と問われると、もちろんそんなわけもありません。
会社として人員配置が変わったり、店舗に急あつらえのレジ・カウンターを作成したり、今だに使いこなせていない複合機を導入したりと、お客様はもとより世界人類には全く影響のないところで、チョロチョロ変化を起こしていたのでございます。
そんな中でもお陰様で私たちは元気でやっており、最近では島根県代表の公立校である大社高校が巻き起こした甲子園の大旋風に感動し、涙がトマランチ会長であったりしたのです。
今大会は京都国際高校の優勝で幕を閉じた甲子園大会。真夏の風物詩として日本では確固たる地位を築いているワケでごぜーますが、地球温暖化が叫ばれる昨今、暑さ対策のため、ついに「7回まで」なんつー声も出てきました。
直向きにプレーする球児たちの熱中症の危険性や、そもそもクソ暑い日本の真夏の炎天下、しかもより気温の高い関西で、野球大会を開催すること自体に異議を唱える方も多いのでしょうが、18歳までドテドテと白球を追い続けてきた私個人としては、雲が湧く青空での試合は美しいですし、野球は9回まで行わないと競技自体の意義が大きく変わってきてしまう(大差のついたコールド試合を除く)と思うのです。
「野球は9回2死から」という言葉もあります。
劣勢のチームが、9回裏に逆転サヨナラ勝ちを収めるために立てる作戦もあります。そして、「あと一球」から始まる想像を超えるドラマもあります。頭が硬くなってきたおじさんファンとしては、どうしても7回制では合点がいかない(今大会決勝戦でのタイブレーク制にも思うところがあります)のです。素晴らしい試合を観せてくれる球児達の健康を守ることが一番大切であることに異論はありません。しかし、7回までで試合を終えることで、そもそもこの大会のために高校生活の全てを、持てる力の全てを、そして貴重な青春時代を注いできた当の球児達が納得するのでしょうか??
あるいは命に関わる熱中症の危険性と、炎天下でのプレーは背中合わせであることは紛れもない事実であります。グラウンド内の選手の体感温度は「60℃」とのオーマイゴッドな報告もあります。
そこで、眩いばかりの輝きを放つ球児達を守るため、伝統的な甲子園大会の感動を守るため、私なりに対応策を考えました。
・「甲子園」での開催を取りやめ、別のドーム球場で開催する。また、その際の大会名に「甲子園」を冠する
・「甲子園球場」にこだわるのであれば、甲子園球場自体をドーム化し、空調設備を整える
・「センバツ」や生徒の進路の問題もあるかもしれないが、そこを吟味して開催時期を前後にずらす
・ 周辺住民のエアコンの使用を禁止し、室外機による気温の上昇を抑える。
・ 周辺住民が一斉に「打ち水」をする
・ 世界中の人々が「地球温暖化」について真剣に考え、CO2の削減に努める
・ エルサに頼む
etc.
やはり碌なアイデアは出ませんが、無い知恵を絞りました。
でも「真夏の炎天下」で行われる野球に加え、ブラスバンドらの応援などが醸し出す球場全体の感じはどうしても諦めがたく、なんとか地球全体の気温が下がり、通常どおりに行われたらな、と思います。
そして今大会を観戦し、改めて思ふのは、できれば試合後、
「勝ちました〇〇高校の栄誉を讃え、同校の校旗を掲揚し、校歌の斉唱を行います」
ではなく、
「敗れました〇〇高校の健闘を讃え、同校の校旗を掲揚し、校歌の斉唱を行います」
にしていただきたい。
そうすれば、初戦で敗れたとしても、全ての参加校が、大観衆の中で校歌を斉唱することができるのです。
雲は湧き 光溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
そんな甲子園大会が未来永劫に続くように祈りながら、今日も鳥越の片隅で味噌を捏ねております。
また、コソコソと更新していきます。
久しぶりすぎて駄文・長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
本日 夏川でした。
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