健康診断会場でチャック全開を指摘された今日この頃、皆さまいかがお過ごしでせうか。
東京は梅雨時期だってぇのに全く雨も降らず、連日の30℃越えで異常な暑さでございます。私の故郷、北海道帯広市が全国で一番気温が高くなるなど、数年前では考えられないことが起こっています。このままいくと、この美しき我らが地球(ガイア)はどうなってしまうのでせうか。大変なことが起こる前に、僕たち地球人、今日も明日も明後日も、緑がいっぱい夢の町、力を合わせて進もうよ~と昔のドラえもんのエンディング・ソングを口ずさまずにはいられません。
先日、その暑い北海道の、高校時代の先パイと後パイと食事を共にする機会があり、懐かしい話やそれぞれ歩む現在の話、色々と刺激を受けてまいりました。「過去は変えられないけど未来は変えることができる」、とよく言いますが、楽しかった高校時代も、違った角度から見ることにより過去も変わり、またその過去からみての未来、つまり「現在」もまた主観的に変えることができるのだ、としみじみ思うのであります。
さて、先ほど「刺激」と申しましたが、皆さまは「刺激」と聞いて何を思いますか。「唐辛子」「胡椒」「炭酸」「細川」、それぞれあるかとは思いますが、私はなんつっても「山椒」であります。あの独自の香りがもちろん、麻婆豆腐に大量投入し、毛穴という毛穴から汗とか変なものを噴き出しながら、食べすぎて翌日ツーケーのナーアーがヒリヒリするのも好きです。アラヤダお下品かしら。
私どもは「みそソムリエ」という仕事上、お客様から様々な味噌についてのご質問をいただきます。「こんな料理を作りたいのだけど、どんな味噌が合うか」「この味噌にはどんな料理法があるか」等々のご質問に対し、アドバイスさせていただくこともあれば、「この味噌なら、こんな料理に合うのではないか」「この間、この味噌でこんな料理を作ったら美味しかった」と、お客様のご経験から学ばせて頂くことも多くございます(後者の方が多いかも)。先日、横浜の大切なお客様から、お手製の「山椒味噌」を頂きました。
以前、そのお客様から「毎年春先になったら山椒を摘んで、山椒味噌をつくるんだけど、どんな味噌が合うかしら」とご相談をいただいたことがあったのですが、ご丁寧に、作った山椒味噌をおすそ分けしてもらいました。これがまた美味しい!味噌と砂糖の優しい甘味の向こう側から、忘れちゃ困ると山椒の香りと刺激がやってくるのです。これならご飯にのせても、肉や魚につけて食べても美味しくなること間違いなし。
またしても味噌を通してお客様に教わったのでした。
いくつになっても、何をしてても、日々是勉強です。
味噌についてのご意見やご提案、これからもドシドシお寄せください。しっかりとパクらせて、もとい、参考にさせていただきますので!
本日 夏川でした。
