空腹で倒れそうになりながら一人 街をさ迷っていたら、焼き鳥屋さんの前に社長の自転車がとまっていたので、しめたとばかりにちゃっかりご馳走になった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。


 先日、雑誌『ミセス』の取材があったとお知らせいたしましたが、実はその直後に、フェイク・ヘアーで有名な方が司会の 朝の情報番組の取材も打診されました。おかず横丁全体での撮影だったようですが、どのような形であれ、このご時世にメディアに取り上げて頂くのは有難い事でございます。しかしながら撮影日が定休日と重なってしまったので、当店は取材をお断りをさせて頂きました。その放送がされた日、TVをみた、というお客様が何名かいらっしゃいました。やはり多くの方の目にふれるというのは大変な事でございます。郡司味噌漬物店も、幾度となく取材を受け、TVや新聞、雑誌にご紹介頂いたことで、それを見てご来店下さったお客様に巡り会えたこともあるのです。


 メディアの力を噛み締めつつ先日なんと、私(夏川)をモデルに写真を撮りたい、という およそ正気の沙汰とは思えない依頼が舞い込みました。私もズボンを持っている程の某有名カジュアルブランドが、様々なシーンで活躍する人にスポットを当て、その服を着用した日常や仕事の様子を撮影するようです。
 
 ご依頼を頂いた時、街角インタビューを受けている人の後ろでピースサインをしたり、新橋でズームイン朝の取材を受けたりする私の胸は高鳴りました。

 担当の方とメールをやり取りし、ズボンのサイズ(用意されていた32インチから、数インチ上に変更)も伝え、撮影を待つばかりです。撮影は当店で行われます。



 格好良く撮ってくれるだろうか

 田舎の両親や祖母にも送ってあげようか

 撮影に使ったズボン、終わったらくれるだろうか

 写真を見た、ってお客様が来るかもしれない



 妄想は膨らみます。


 数日後に撮影を控えたある日、担当の方から電話がありました。






 「夏川さんのズボンのサイズ、在庫が無いので撮影中止になりました」



 頭の中で山寺の和尚さんが鐘を鳴らしましたが、現状を真摯に受け止め、マワシのモデルを随時承ります。


 本日 夏川でした。





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