「金メダリスト」を逆から読むと「トスリダメ金」な今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて昨日のことでございますが、子猫が迷い込んできました。
その子は、当店の奥様の目撃談によると 店の向かい側をフラフラと歩いており、段差や障害物などにぶつかってしまうとのことで、しばし 当店で保護することにいたしました。
しばし、と言っても 翌日、動物愛護団体が委託している業者の方が来るまでの間です。なぜならこの子はどうやら
目が見えないみたいなのです。
池本が保健所に電話すると、感染症のおそれがあるので、あまり触らないように指示されたようです。
根っからの野良なのか、心無い飼い主が捨てたのか分かりませんが、いずれにせよ この障害を抱えていては、厳しいネコの世界を単独で生き抜いていくのは難しいでしょう。
手乗りサイズくらいの大きさなので、わりと深めの発砲スチロールの中に入れ、水と鰹節など与えましたが 口にしません。しばらく放っておくと、発砲スチロールから抜け出し、近くに積んである 自動車のタイヤの隙間に隠れていました。可哀想に、怯え切ってしまっているのでせう。
今度は より深めのダンボールを(池本コレクションから)用意し、上から新聞紙をかけ、さらにその上にダンボールを乗せておきました。出たそうにしてミャーミャー鳴いておりましたが、中には新聞紙とタオルケットを入れて安心するように、水もこぼしてしまうのでティッシュに含ませ 平たいトレイに入れました。そしてお腹が空いたとき用に、奥さまが 私も食べたい上等なはんぺんを細かく切って入れてあげました。
お母さんも心配して「ミーコ(仮名)、ミーコ(仮名)」と 見に来ました。動物をこよなく愛する奥様や、ネコよりも犬の方が好きな池本も心配そうに覗いています。
社長は心配する皆に
「明日 『ネコ保安協会』の人が来るんだから大丈夫だよ」
と言って勇気付けてくれました。「動物愛護団体」のことを言いたかったのでしょうが 「ネコ保安協会」て(笑)
しばらくして ネコ用仮設住宅を覗いてみると、ミーコ(仮名)は少し安心したのか、スースー眠っておりました。
これで明日、業者の方が引き取りにきてくれれば 我々もとりあえず一安心でございます。
その日の閉店後、皆でちょっと食事に出たのですが、戻ってきて仮設住宅を覗くと 子猫はいなくなっておりました。
隅々まで探しましたが、上等なはんぺんもソコソコに 自由を求めて旅立ってしまったようです。
我々に匿われていた方が どれだけ安全かも知らずに、猫ながら馬鹿なやつです。
自由を謳歌しているのか また誰かに保護されているのか もしかしたら。。。
今となっては知る由もありませんが、可哀想に思わずに もう少し重い蓋をして絶対に出られないようにしておけばよかったのかな とは思います。
首根っこの柔らかいトコロを持ったときのフワリとした軽さが 感触としてまだ残っております。
どうぞ 無事でありますように。
本日 夏川でした。
Android携帯からの投稿
