11位 父エピファネイア 母ドバウィハイツ 牡 馬名シュプリームレルム
社台ファーム産のエピファネイア産駒2頭目。こちらは牡馬のエース格というところ。
高野厩舎といえば長らく牝馬が活躍するイメージでしたが、昨年はジャンタルマンタルが活躍。そのジャンタルマンタルと同じ勝負服ですからライン的にも買いでしょう。しかも栗毛ですから同じ社台ファーム産のダービー馬ダノンデサイルを彷彿とさせます。
また毎年丸ごとPOGの社台ファーム特集のトップで取り上げられた馬は去年のマスカレードボールをはじめとして非常に活躍している印象があります。恐らくは各POG誌がノーザンファームになびき始めすっかり社台ファームは2番目に紹介する本が多い中、長幼の礼を貴ぶ丸ごと誌の姿勢に感銘を受けた照哉社長が贔屓しているに違いありません。
まだまだ体が緩く、少し時間がかかりそうな雰囲気ですが、何とかダービーに間に合えば。
12位 父サートゥルナーリア 母フローレスマジック メス 馬名マジックパレス号
キムテツ厩舎といえばノーザン系クラブ馬、の割には意外に人気がないこの馬。
現時点では退厩していますがすでに本州に滞在しているのにこれだけ人気がないのは、やはりPOG取材NGになってしまったからなのでしょうか。
さて馬体ですがサートゥルナーリア産駒にしては胴が伸びやかで、母系が出ている印象です。母系そのものはPOG期間内での大成する血統ではないので馬体の印象も相まってちょっと遅いデビューかもしれませんが、それでも前述のようにすでに本州にいるのは頼もしい限りです。
目標はフローラステークスからのオークスといったところですが、新潟で衝撃のデビューを果たしてもOK牧場。
13位 父コントレイル 母アンナペレンナ 牡 馬名 ビッグヒーロー
さて今年のPOGの一番の注目ファクター・コントレイル。すでに各セールでも高値がつけられ嫌が上でも期待が高まっていますが、社台スタリオンステーション繋養種牡馬の中ではあくまで「外様」の種牡馬ですし、いわゆるディープ系の種牡馬ではあくまで現時点ではキズナ、キタサンブラックに次ぐ位置関係にあると思います。従ってそれらの種牡馬に次ぐ実績のある繁殖牝馬に付けられているケースが多いのではないかと考えました。
逆に期待を込めていそうなのが日高の牧場、そしてなんといってもノースヒルズ陣営でしょう。何としても種牡馬として成功させたいでしょうから、最高級の繁殖を用意していることと思われます。そしてコンヴィクションⅡの高額落札に代表されるように他場の馬であっても良い馬がいれば積極的に行き入れる姿勢もまた然りです。
で、本馬。生産はバンブー牧場。馬主は「ワイド」の幅田さん。でも「ビッグ」の冠名、そしてノーズヒルズ育成というこの三位一体感に惹かれて指名。なんだかワクワクします。
馬体面でも少し足が短いところがいかにもビッグシーザーの弟といったところですが、少し馬体の傾向がバラつき気味なコントレイル産駒の中では非常にバランスの良い馬体をしています。
目標はやはり短距離路線かと思いますが、1600までの距離を堅実に走ってNHKマイルからの葵ステークス路線を期待します。
14位 父キズナ 母キトゥンズクイーン 牡 馬名マイバレンタイン
全兄マンオブノーブルも指名していましたが残念ながら期間内未勝利に終わってしましました。非常に子出しも良く、素質を持った子も多く出していますがどうしても体質の弱さからか期間内で順調に行く馬が多くない印象です。
そんな中で本馬、すでに入厩も果たしていて順調そのもの。馬体的にも全兄にも勝るとも劣らない好バランスを示していて、素質が期間内に開花しそうです。
そして何よりもノーズヒルズにてキズナ像の除幕式にて武豊騎手が乗ったとのこと。これは最早匂います、匂わせています。匂わせです、ヤリです、ヤッテいるに違いありません。
かつてはダービーに多数の若駒を送り込んだ池江厩舎。そんな名門厩舎の復活を担う存在として活躍を見せてほしいです。
15位 父コントレイル 母マダムクレアシオン 牡 馬名パウンドフォーワン
本馬の話を始める前に矢作厩舎について。ここ最近の矢作厩舎のクラシックにこだわらない若駒の使い方は注目すべきだと思います。今年においてもアルテミスステークス2着のミストレスを桜花賞ではなく海外に出走させたりしています。また預託馬も少し前は実績を踏まえてノーザンファームの良血馬が多数入厩していましたが、最近はノーザンファームからの預託馬はリスグラシューや、ラヴズオンリーミー親子といった縁のある血統のみで、あとはいかにも矢作先生自身がセール等で見つけてきた馬たちが中心になっているラインナップです。
またあれだけPOG媒体への露出が多かったのに、ここにきて一部を除きほとんど露出がありませんでした。これらの動きもPOGにて露出が多くなり、下手にクラシックの期待がかからないようにするためなのでは、と思っています。
それもこれも全てはそれぞれの馬の個性にあったレース選びのためと考えれば、ある意味本馬の父であるコントレイルが適性距離とは程遠い「三冠挑戦をさせられたこと」が影を落としているのかもしれません。
さてそこでクローズアップしたいのは矢作家のマスオさん田中克典調教師。実績が上がってきているものの、やはりもう少し稼いでもらいたいと思うのは娘を嫁に出した親心というものです。融通したのかはわかりませんが本馬の血統背景、ポテンシャルはまさに本来なら矢作厩舎に入厩できそうな背景で、デビュー戦の鞍上坂井瑠星騎手ということで期待度も高まります。
この馬が田中克典厩舎のブレイクのきっかけになってくれれば。