今まではベランダにひさしあるため、フジノン大型双眼鏡では高度の高い木星を、夜中遅々にしか視野に入れることはできませんでした。日がたつにつれ夜中にならなくても、木星が西に傾くようになったため、早い時間帯でもゆっくりと観望することができるようになり、時折楽しんでいます。今日も小1時間ほど観望できましたので、スケッチしてみました。
対象:木星
日時:2012年1月8日 22時30分頃
機材:FUJINON 40x150ED
【感想】
40倍ですので小さくしか見えませんが、クリーム色に強く輝く本体に、茶色の太い縞と細い縞の2本が、きれいに見えていてとても美しい眺めです。4大衛星もとても明るく、木星と同じ距離にある天体だと感じさせてくれます。上から2つ目にあるガニメデのみ、木星の赤道面から少しずれているように見えます。緻密でクリアに見せるハイランダー50倍に比べ、フジノン40倍は力強い木星像ですが、少しだけ大味な印象を受けます。これは明るすぎるためかもしれません。