［コラム］懐かしのガンダムカード、なんと味わい深いことか！

諸君、ご壮健かな。

或る筋で見つけたもの。

ガンダムカード。

トレーディングカードのような洗練されたものでも、クレジットカードのように二階臭がするものでもない。

駄菓子屋。

昭和時代のポケットの中の戦場であったこの空間で、一場面を切り抜いてカードにする。それをカードホルダーに入れてニマニマするという。

ヲタクの原点。

その想ひでの温もりあるカード。それがいくつか手に入ったのでご紹介しよう。

まずは。

アッガイをガンダムがぶった斬る！

あの可愛らしいアッガイを、ここまで無惨にぶった斬るシーンなどあったかな。ましてやアカハナが乗るコクピット付近を容赦なく。

ガンダムの腕の関節が異常に真っ直ぐなのも、絶対に大河原邦男先生の画ではないことをよく表している。

そして裏面。

アッガイとガンダム。

山勝？やまだかつてないWinkだろうか。調べてみると、この手のひきくじを作っていた会社のようだ。それしかわからんが。

次。

妙にフォルムが艶かしい量産型ザク。

つま先が窪んでいるのは、間違えて通行人を轢かないようにするため？コクピットが妙に神々しく、在りし日のアホのジーンを偲んでいるかのようだ。

右手はラストシューティングへのオマージュ…なわけないか。

そして裏面。

まさかのラッキーカード！

もう一回ひいたろか！

シャアに恋して　～デスラー総統のロマン航路～