諸君、ご壮健かな。
様々な人間模様が入り乱れる交差点。
カフェテラス。
私はその日も、いつもの如くカフィをチビチビすすりながら、ダラダラと優雅に過ごしていた。
黒オバーン「○○さんさあー!」
…いいね、このドス黒い瘴気を放つような不快な声色。負の感情を音にしたような声、黒板をギリギリ爪で擦るのといい勝負だ。
傍オバーン「なになに?」
黒オバーン「口が悪くてさあー」
ぶっ!
やばいやばい。ジムのビームスプレーガンのごとく、漆黒のカーフィーを噴霧するところであった。
まずい、わくわくする。
黒オバーン「聞いちゃいないのに、人の悪口ばかり!もう、いや!」
傍オバーン「そうなの?」
黒オバーン「なんとか教室のなんとかさんが、意地悪でとか、興味ないわよ」
傍オバーン「そう…大変ね…」
私がな!
黒オバーン「嫌なのはそれを私に陰で言うこと。聞きたくないのにべらべらと…!」
傍オバーン「…」
ん?黙った。流石に矛盾と悪意がこもった話に、辟易して反論か?どうなる?アイフル!
傍オバーン「私もこの間、嫌な話聞かされてさー」
…。
穴に入る?