※この記事は過去記事の再構成です
諸君、ご壮健かな。
以前、取り上げたロボダッチの記事。
ここ→ロボダッチの記事
その中で、ロボダッチの販売会社「株式会社イマイ」が倒産したことが、バンダイがガンプラを作る礎となったと書いたのだが、それはどういうことか。
今日はそれについて語ろう。
当時「今井科学」と名乗っていたイマイは、サンダーバードのプラモデルを販売して莫大な利益をあげていた。
その美酒に酔いしれたイマイは、よせばいいのに2引目のドジョウをねらった。
そう。
これらのプラモデルを販売したイマイ。しかし残念ながら作品自体が不人気で、もちろんプラモデルも売れず、そして。
イマイは倒産した。
その際に、金型と社員たちが流出したのがバンダイ。それを基にバンダイ模型を立ち上げ、大成功したのだ。
つまりイマイのおかげでガンプラは生まれたのだ!
しかし懲りないイマイ。会社更正が終わり、前述のロボダッチがブームとなり、大成功。
さらに機動戦士ガンダムのガンプラブームにのって、超時空要塞マクロスの版権をとったプラモデルが大ヒット。
しかしよせばいいのに!
その2引目のドジョウを狙い。
他もろもろの版権をあさって大失敗。うず高い在庫とともに、たちいかない新事業とともに会社は再び華々しく解散したのだった。
ちなみにロボダッチは、アオシマの人気商品として販売中。イマイはまたしてもライバルに塩を送ったというおまけまでついた。
人生、まさに塞翁が馬である。