諸君、ご壮健かな。
(前回のあらすじ)
もらい忘れていたシャア専用のマンホールカードをもらいに来たのに、数々のガンダムに見とれて遅くなってしまった
さて、やってきたのは。
ところざわサクラタウン。
角川が世界に発信するサブカルチャーの聖地。社長の賄賂疑惑も頭によぎるが、文化に罪はない。残ってほしいものだな。
大魔神も健在。
千本鳥居も。
のんびり見ていきたい衝動にも駆られるが、仁和寺の法師のように本来の目的は忘れまい。
角川食堂もスルー。
前回来た時は、安彦良和先生のランチを食べ、そこから展覧会に赴いた。楽しかったな!
向かうのは。
このブリッジの向こう。
機動戦士ガンダムマンホールカードは、サブカルチャーの聖地の隣りで配布しているというのだ。
本当にあるのか?
余りにものどかな光景に、若干の不安が過ぎる。なぜって…。
どう考えてもあっちっぽい。
不安な気持ちをなだめるように、私は情報端末(スマートフォン)をみつめる。
(間違いない…)
本当にあるのか?
キシリア閣下、震えが止まりません。
(つづく)