諸君、ご壮健かな。
何と、うかつ!
名前は何か。シャア!教えてやれ!
「ん?名前?」
ゴクゴク。
「ふーむ…」
「ドクターペッパーかな」
…。
シャア!計らないでいただきたい。昭和のドリンクなど聞いてはいない!貴様ほどの男が、わからないわけないだろう!
さてはわざとだな!
第一、知っていただろう。
貴様が偶然見た、稲城長沼の貼り紙で見た名前。
ペダリオン。
知らないふりをするんじゃない。相手してくれ…私の方を見てくれ!
「めんどくさい奴だなあ…撃っちゃおっかな」
やめてくれないか、部下が見ている。撃たれたら、ジオン公国に栄光あれーていう暇ないじゃないか。
もういい、私が情報収集装置(スマートフォン)で調べる。えーと…。
オネカン戦士ペダリオン!?
…何なのだ?オネカン…何だかいやらしい響き…。
「ガルマ様、不潔!」
おいおい、銃口を向けないでくれ。部下が見て…いない。見限ったか…まあよい、私はジオンの貴公子。孤高の男、なんてことはない。
皆揃って銃を撃ちたがる輩ばかりだ。困ったものだ。
で、名前の由来だが…。
サイクリストの聖地、南多摩尾根幹線道路の通称「オネカン」 。自転車の原動力であるペダルを表す「ペダリオン」。
まさかの街道の正式通称だった「オネカン」。
稲城市に栄光あれー。