諸君、ご壮健かな。
初めて降り立ったステーション。
JR淵野辺駅。
初めて降り立った座標。ちまたでは仙台育英が東北の地に、初の甲子園の優勝旗を持ち帰った話題で持ちきりだが。
私にも負けられないポケットの中の戦いがある。
この地になぜ潜入するか。それは。
銀河鉄道999。
と、もちろんこの訴訟のロマンを追い求める巨匠も気になるのだが。
私の目はその隣に釘付け。
ここにはJAXA相模原キャンパスがあり、それにちなんで街は宇宙だらけ。その推しキャラがなんと機動戦士ガンダム！
そして。
ここ街に潜む、機動戦士ガンダムのマンホール。
象徴としてはめられたという、このレリーフを探しださずにいられようか！
哀！震える哀！
さあ、探索だ。
カタパルト（エスカレーター）を降りる。この未知なるものに手を伸ばそうというロマンの瞬間。いつものことながら、コロニーに忍び込むデニムとジーンのごとく高揚する！
どこだ！？
相変わらず足元をジロジロ見る私の姿、恐ろしいほど不審で気持ち悪いであろう。クゥ！これも試練なのか！
む！
ちがう…。
最近はダミーが多い。デザイン性を重視していて、それはそれで正しいのだが…。
今回は小宇宙（コスモ）を感じるものを探しているのだ！
↑少しずれてる
一際、人通りが少ない寂しい通り。
どこだ？どこなのだ？どこ？どっこいさむ…。
って…。
ダミー多すぎるだろう？
どれだけ下水が集中しているのだ？汚水のサルガッソーなのか、ここは？戦場で心がカサついてきた頃、私の目に飛び込んできた文字。
白鳥座通り。
…もしかして。これは臭う。オッサンのポマードくらいプンプン臭うぞ！
んんん？
あった！
そして少し歩くと。
またあった！
たまたまいた親子連れ。
ママ「写真どーぞ」
シャア！「ありがとう」
キッズ「いえい！」
私の精神年齢はキッズ。
つづく
