[フォウの絶望] だから、気持ち悪いんだって! | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。




「カミーユ、人の素晴らしさを教えてよ」



「わかったよ、フォウ。

今日は人の熱情の素晴らしさを教えよう」


フォウ「カミーユ、ありがとう。温かい素晴らしい、人というものを教えてよ」

カミーユ「わかったよ、フォウ。聞いてごらん」



噛む行為。


これは幼児性の発露でもあるという。しかしある時には、男の背中を見せつける行為でもあるんだ。



闘将・星野仙一。


選手のプレーが冒涜される判定には、ベテラン審判であろうが噛み付いた。手が出ることはよくなかったが、確実に選手たちには伝わったはずだね。


その星野が、当初憧れたのが。




読売巨人軍。


思えば彼の激しさは、自らを指名しなかった巨人への、愛の裏返しだったのかもしれないな。なぜなら。




巨人軍は常に紳士たれ。


黎明期からプロ野球界を担った球団、そしてそれを率いた正力松太郎だからこそ出てくる言葉。そう、巨人の選手は模範でなければならないんだろうね。




「む、むむむ」


カミーユ「どうしたんだい?フォウ?便意かい?素晴らしいことじゃないか、それが人なんだ」

フォウ「何かが聞こえる…カミーユ。頭に響くんだよ、声が」

カミーユ「何だい?言ってごらん」

フォウ「ニュースって言ってる、何かの強い思念を感じるよ!怖い、怖いよ!カミーユ!」

カミーユ「大丈夫、きっと人の温かさを求めるフォウの心が、引き寄せたんだよ!心を開くんだ!受け入れるんだよ!フォウ!」


フォウ?


巨人・坂本勇人が女性に噛みつき

慰謝料550万円。




気持ち悪いんだよ!

てか、名前呼ぶな。




まだまだフォウが人を信頼する日は遠い。





というか、550万の示談金もらってマスコミにたれ込む女性もなかなかの猛者。