[横浜市・みなとみらい] ラストシューティング、心を奪う | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
諸君、ご壮健かな。


そして、その時は突然来た!


「あなたならできるわ」

なんとあのセイラがアムロをおだてるシーン。そして、井上大輔の劇場版・機動戦士ガンダムのテーマソングが鳴り響く!

二度もぶった!
親父にもぶたれたことないのに!

ウジウジするアムロを襲った、ブライト・ノアの平手打ち一閃。思春期に、少年から大人に変わる!


「自分のやったことに、 自惚れられない人なんて、嫌いよ!」

悩めるアムロにたたみこむフラウ・ボウ。厳しい、戦争とはかくも厳しいのだ。


そして、若者たちの葛藤の末、物語はクライマックスへ。


「君はいい友人であったが、君の父上がいけないのだよ」

シャア・アズナブルが、ザビ家の貴公子ガルマ・ザビへと放つ。その言葉に、呆然としながら、ホワイトベースに突っ込むガルマ!


「ジオン公国に栄光あれーっ!」

かくも故国を思って散っていく。しかしその死すらも、兄のギレン・ザビはプロパガンダに利用する!


「ジーク・ジオン!」

ここに至り、ジオンの戦意は最高潮に。両軍引けぬ、泥沼の戦いへと突入していく。



その戦いで、シャアとアムロは拮抗。


「さらにできるようになったな。ガンダム!」

そう、アムロら少年たちは戦争の中心へと引きずり込まれるのだ。


「いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?」

ジオンのスパイにならざるを得なかった、少女ミハル・ラトキエ。淡い思いとともに大西洋を血に染めて散っていった彼女、その存在はカイ・シデンのみぞ知る。

そんな庶民の苦しみなど知らず、劣劣勢を挽回しようとギレンは叫ぶ。


「あえて言おう、カスであると!」

連邦は堕落している、勝てる勝てると精神論を叫ぶ。もうそれは洗脳、指導者のそれではない。


「アムロいきます!」

少年の戦いは・・・。


最終決戦の地、ア・バオア・クーへと移っていくのだ。

シャア・アズナブルは最終兵器、ジオングに乗り込む。ニュータイプのみを受け入れる、最終型の機体。

自らの革新、それを信じアムロ・レイと戦う。その最後が。

首を失ったガンダムが、首のみとなったジオングを撃ち抜く「ラストシューティング」。

父も母もいない。好敵手シャアも。何も誰もいなくなったアムロ。空虚。

しかし声が聞こえる。


「アムロー」

自らの全てを奪った戦争。しかしそこで出会った人たちが、自らの帰るところ。


「こんなに嬉しいことはない」

どれだけ、少年アムロの心は救われたことか。


愛機のコア・ファイターは消えていく。

戦争の虚しさ。その後の再生への息吹。
機動戦士ガンダムが愛される、所以かもしれない。







さて、多少の虚脱感が襲うが、まだだ。まだ終わらんよ!




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君は刻の泪を見る。