諸君、ご壮健かな。
あの一年戦争の幕を引くのに相応しい、アムロ・レイとシャア・アズナブルの戦い。その激闘に終止符を打ったのが。
ラストシューティング。
胴体が吹っ飛んだシャアのジオングの頭を、頭を失ったアムロのガンダムが撃ち抜く。この何とも象徴的な名シーンが、バルーンで再現。
うーむ。
しかし良くできている。
言われなければ、本当の機体に見えそうだ。物凄い質感だ。
首の吹っ飛んだ繋ぎ目も、リアル。
一瞬ランナーかな?とも思ったが、違うようだ。そう、これは付け焼き刃のエコじゃない。本気なのだ、エゴがぶつかる全力の死合なのだ!
辺りでは。
名作のポスターがずらり。
この全ての原点が、ファーストガンダム。時間軸がちがくとも、魂はそれぞれに息づいている。
む、シアターでの物語がはじまった。
増えすぎた人類。
地球への負荷を考え、宇宙へと人を上げるべく建設されたコロニー。それは新しい世界への幕開けであったが。
それが争いの基となる皮肉。
地球に残った既得権益を持つ者に、棄民と蔑まれたコロニーに住むスペースノイドが宣戦布告する。
それが、一年戦争の舞台なのだ。