名台詞を考える。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
諸君、ご壮健かな。



「ウフフ、大佐があたしの心を触った感じなんです」

機動戦士ガンダムのララァ・スンのこの台詞、幼心に妙に大人っぽくてドキドキしたものだ。

あの冷静で有能なシャア・アズナブルを手玉にとる、そこが何とも魅力的で。恐らくシャア自身もそこに惹かれていったのであろう。



さて、我々が生活する空間にも心に残る台詞がある。私が最近気になる台詞がこれ。

間もなく電車が参ります。
黄色い線の内側でお待ちください。

JR各駅で流されるこのアナウンス。何気なく聞いていたのだが、ふと見下ろして考える。


黄色い線とはこれのことか?

点字ブロックを差すとすると、この足の位置が内側ではないか?そもそも、これは。

黄色い線に見えないのではないか?

このララァ・スンの変な宇宙服がごときこの黄色い四角の羅列が線に見えるのか?

さらにややこしいことに、線路ギリギリにオレンジっぽい、こちらは完全な線がある。ここのギリギリ内側に立ったら、通過電車に鼻先をもぎ取られそうだ。



うーん、そう考えていると再び。

「黄色い線の内側でお待ちください」

スゴスゴと点字ブロックの黄色い線の内側でお待ちになる庶民、ここに一名。