※この記事は過去記事の再構成です
諸君、ご壮健かな。
いまやサブカルチャーは日本の貴重な資源。その中心といっても過言ではない「アニメ」を、今のクオリティまで発展させた名作たちがある。
その中で描かれる世界は先進的で、遠い未来のことのようだが。
実は設定上の年代がもう過去になっている出来事が、数多くあることはご存知だろうか。
今回はその中から、いくつかを紹介したい。
まずは。
ヱヴァンゲリヲン。
セカンドインパクトによって、世界人口の半分が失われたのはなんと2000年。
そして碇シンジが箱根に移った首都・第三東京市に移住してきたのが、2015年。2015年の12月に新約の映画版が上映開始するという発表があっのには、こういうわけがあったのだ。
結局、延期されたが。
続いては。
超時空要塞マクロス。
- マクロスの原型になる戦艦が、地球に墜落したのが1999年。リン・ミンメイや一条輝を乗せたマクロスが宇宙に旅立つのが、2009年。
- あの画期的な可変戦闘機が。
- なんと過去の話!
さて、このブログのアイデンティティ。
なんとあの戦乱のアニメは、リアルの地球よりもずっと早く地球上の国境はなくなっていたのだ。
平和なのかきな臭いのかよくわからん。
そしてアニメの黎明期。
鉄腕アトム。
あの空中を自由に飛ぶ100万馬力のアトムは、2003年生まれ。
驚くことにアトムを手塚治虫が描き始めたのは1951年という戦後6年という年にもかかわらず、現代社会にかなり近い世界を描いていた。
天才の頭脳は、人間の歩みのスピードすら想定の範囲内であったということなのだろうか。
巨匠の想像力、すごいものだ。
私たちが生きる「2000年代」というのは、アニメ勃興期においては遠い憧れの対象だったのかもしれない。またノストラダムスの大予言なども、遠い時代というイメージを植え付けた。
アニメがポピュラーになるに従い、まだ先だと思っていた時代に生きる世代が、過去の想像の世界を目にする時代が来るかもしれない。
宇宙戦艦ヤマト。
あの日本の象徴ともいえる巨艦がとびたつ2199年の子供たちは、宇宙の大海原に漕ぎ出しているか思いを馳せる。
最高のロマンではないか。
ふとバカボンのパパが41歳という衝撃を思い出した。