ジオン公国の首相のダルシア・バハロは、議会や軍部をギレン・ザビ が掌握している為に実質的な権力はなかった。
そのためデギン公王 と共に象徴として置かれた傀儡に過ぎず、前線とは関わりのない毎日であった。
彼は一年戦争終盤にデギンの意を受けて連邦との和平工作を行う。
しかし、事実上の最高権力者であるギレンが徹底抗戦の意志を持っていたため工作は不調に終わってしまう。
ザビ家が崩壊した為、ダルシアは国名を「ジオン共和国」に戻した。
そして唯一健在であったジオンの拠点・月面都市グラナダにて、宇宙世 紀0080年1月1日に共和国の首相として地球連邦と終戦協定を結んだ。
なお、連邦との終戦協定の締結という、大きな仕事を成し遂げたダルシアは、ふらりと出かける。
しかしこのあと、彼は暗殺されてしまう。
ちなみににOVA化された『機動戦士ガンダムUC』。
この原作の小説の中で、宇宙世紀0096年、長男であるモナハン・バハロがジオン共和国の国防大臣として登場する。
(宇宙世紀年表 )
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