今まで私は、いくつかのガンダムの物語を見てきました。
それは、アニメであったり。
映画であったり。
ビデオであったり。
そして時には、漫画であったり。
そんな数多くの物語の中、この本は心を揺さぶりました。
「追憶のシャア・アズナブル」
だって主人公がしびれるんです。
題名にかかわらず、主人公がシャアではないんです。
このジムのパイロットや。
そう。
シャアの活躍する場面で、人知れず死んでいった戦士たちのお話なんです。
戦争も終盤になり。
無能なパイロットは、とうに散っていったこのころ。
人知れず死んでいった戦士たちも、歴戦の勇者でした。
夢を見。
苦しんで。
笑って。
怒って。
泣いて。
喜んで。
そんな人が、屍になっていく悲しい漫画。
私のお勧めです。
戦争は、決して華やかなものではない。
そんな頭で分かっていることを、肌感覚で理解させてくれる物語です。