※この記事は過去記事の再構成です
皆さん、お元気ですか。
富野由悠季の「宇宙戦艦ヤマト」への対抗心から生まれた、「機動戦士ガンダム」。
しかし、出だしは厳しいものでした。
初回放送時の視聴率は名古屋地区で平均9.1%、関東地区で5.3%と最悪の出だし。最高の出だしであった、菅義偉の支持率とは対照的です。
この低迷を受けて、量産型の他に試作機が投入されたという設定で グフやドムなどの新MSやモビルアーマーが登場しましたが、視聴率は好転しませんでした。
しかしここで何を思ったのか、スポンサーが二階俊博や麻生太郎に匹敵する、とんでもないことを言い出しました。
「シャアという陰気なキャラクターがいけない」
ええええ?
これでシャアは左遷されたのですが、実は当初は左遷どころか殺す予定だったそうです。
その後「何でシャアが出ないのだ」という。
抗議の手紙が殺到。
結果、復活のシャアが活躍したものの、結局視聴率は挽回できず、52話の予定が全43話に短縮され終了。
何と不人気で打ち切りでした。
ところが打ち切りが決まった直後から人気が上昇。そこで最終回でアムロが死ぬ予定を、再放送や続編制作が期待できるため変更しました。
そして「終了後」には、アニメファンによる再放送要請嘆願署名が行われるなどブレーク。そう言えば高須クリニックの署名活動、どうなったんでしょう・・・あ、蛇足でした。
これらを受けて再放送が決まりました。
再放送では平均視聴率も10%を超え、再々放送では名古屋地区で25.7%(最高視聴率29.1%)を記録。尻すぼみの菅義偉の支持率と対照的で、大ブームとなりました。
ガンプラの人気も爆発し、あの悲劇の落とし子ガルダンやガンガルを生んでいったのです。
それでは一つの疑問。
短縮されなければ、どんな話だったのか。
それについては、機会があれば。
過去のコラム まとめ