戦闘 ★★★★
カリスマ ★★★★
かっこよさ -★
参考文献
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
人物評
連邦の人間でありながら、敵であるジオン公国のデギン・ザビの影響を受けた選民思想の持主。
バスク・オム のような直接の悪事は働かないが、政治的に活動する。
その人間性にファンは皆無だが、かといってバスク・オムのような強烈な印象があるわけでもなく、立ち位置が中途半端。
典型的な裏で糸を引く悪玉といっていいだろう。
連邦軍財務担当高官。
そのあまりの選民思想に、指導者ブレックス・フォーラには「第二のザビ家を目論む男」とも揶揄された。
宇宙世紀0083年に起きたデラーズ紛争では、当時准将出会った彼は、上司のジーン・コリニー大将と共謀し、デラーズ・フリートのシーマ艦隊を地球永住権を餌に買収。
更に対立していたジョン・コーウェン中将を失脚させジオン軍残党狩りを目的とする特殊部隊『ティターンズ』を設立する。
これでなぜか大将に昇進した。
彼の基本は、腐敗した連邦政府と軍首脳部への嫌悪感であり、
ティターンズ設立の真の目的は、独裁政権獲得による即効性の高い改革であった。
しかし皮肉にも彼の思想の高さは完全に理解されず、この独裁性のみが先行しティターンズの独走・腐敗を招いていく。
宇宙世紀0087年、グリプス戦役が勃発。
前線の指揮は腹心のバスク・オムに任せ、自身は連邦議会でティターンズの権限を引き上げる法案を可決させるなど政治活動に専念。
反面、増長するしてきたバスクを牽制すべく、木星船団の指揮官であったパプテマス・シロッコ を登用するなどやり方はどこまでも狡猾。
その後、ティターンズの宇宙拠点であるゼダンの門に構えて、ハマーン・カーンと会見を行う。
しかしゼダンの門が崩壊すると、グワダンでのシロッコ、ハマーンとの会談中にシロッコによって暗殺された。
(過去の人物伝 )