このまえ、新日曜美術館を観ていると、尾形光琳の 国宝 紅白梅図屏風の特集でした。。

こちらは、熱海のMOA美術館所蔵の国宝で、梅の咲く、この時期にしか、出さない逸品です。。


TVでは、この屏風絵の新事実を特集していました。。従来、黒い波模様だった川の部分が、最新の科学的な解析で、実は、ピカピカに近い、銀だったのでは、ないか?みたいな内容で、面白いので、その日は用事もないので、少しの間、美術館に行ってみました。。


美術館には、再現されたレプリカが飾ってあって、撮影可能だったので、撮って来ました。。

↓これ"(´▽`)
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むかし、僕が教科書などで、観たこの屏風は、もっと河の波模様が渋い、いぶし銀でしたが、それは、どうやら、経年変化によるものだったようです。。
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尾形光琳に代表される、日本の「琳派」は、その優れたデザインセンスで、日本美術に独自の地位を築いています。また海を渡り、フランスでジャポニズム旋風を巻き起こし、のちのモダンアートの発達にも影響を与えました。


この屏風を描いた、尾形光琳は、今で言う、アパレル業界(呉服屋)のボンボンとして、京都に生まれて、すごい遊び人でしたが、優れたデザインの絵やいろいろを残しました。。

光琳をはじめとする、「琳派」の画家たちは、派閥というよりも、そのデザインを気にいったものたちが、私淑、という形で、それを、パクり、継承、発展していったのです。。
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今の日本だと、オリジナリティというか、著作権、版権など、やたら、うるさくしていますが、日本の代表的美術の発展はいわば、二次製作許可の風潮にあった、といえますw


この光琳は、遊び人らしく、しゃれっ気のあった人のようで、いろいろエピソードはありますが、この、国宝の梅図屏風にも、屏風のある部分に、隠されているのです。


河をはさんで、咲き乱れる白梅と紅梅ですが、この梅の花の花弁は、ぜんぶ、「前向き」に描かれていますが、たったひとつだけ、「後ろ向き」に描かれている花弁があるのですww"(´▽`)
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見つかりましたか? ウォーリーを探せ みたいですねw"(´▽`)

この紅白梅図屏風は、今年は、仙台の美術館でも、観れるそうです。。お近くの方は、実際に探してみてください(。・ω・)ノ゙