先日ですが、第92回群馬地方会が、刀城会館(群馬大学昭和キャンパス内)で行われました。
しばらくコロナの影響で配信がメインで地方会も行ってきましたが、今回からは現地参加メインでの開催となり、すこしずつ元の状態を取り戻しつつあるといったところでした。
しかしながら、web配信も全くなしというわけにもいかないところです(実際遠方の先生などはおそらくweb参加の方が楽ということもありますしね)。
これまでは業者の方に入っていただき、配信を行っていました。でも結構費用もかかるんですよね。
まあそこで、今回については、お試しといったところもありますが、自分たちでweb配信の学会を行うことにしました。
web配信で学会を行う場合に、重要なのは開催形式です。
今回現地+web配信のハイブリッド開催のため、すこしハードル高めです。
ブログなどですでに同様の形式で研究会など行いましたという報告がちらほらありましたので、それらを参考にさせていただきました。
ハイブリッド開催での注意点は音声の取り扱いで、完全webで、各自別の場所にいる分には単にZOOM会議やっているのと変わりませんので、そんなに問題はありません。
現地(複数人が集まった会場を設置)+web配信となると、単にZOOMでつないだだけでは会場の音声とweb上の音声のやり取りがうまくいきません。
そこで、、
「オーディオインターフェイス」
が必要になるんですね。
とりあえず、配信用のPCを準備し、この機材と、会場のマイクの機材をつないだところ、音声は何とかなりました。
web参加の人の音声が、ヘッドセットを使用しないでPCのマイクだけだとちょっと小さくなってしまうなど、細かな問題点はありましたが、無事に開催できてほっとしています。
さて、今回の地方会での優秀賞は公立館林厚生病院泌尿器科の中澤峻先生でした。
きれいな手術ビデオと、発表内容もよくまとまったすばらしいものでした。
また、今回の特別講演は
弘前大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座教授の大山力先生による
「腸管を利用した尿路変更術の歴史とRALC+ICUD」の演題でした。
大山先生はこの分野、特にRALCでの代用膀胱造設の先駆的な先生でいらっしゃいますので、とても興味深く拝聴させていただきました。
徐々にですが、現地開催の学会に戻りつつあるのを実感した会となりました。
やっぱり空いている時間にほかの関連施設の先生方と意見交換できるのは大きいですね。