昨日、大学病院敷地内にある刀城会館で

第18回 群馬内視鏡外科研究会が行われました。


この研究会は2部構成になっており、

13:00~は「鏡視下手術手技セミナー」として

ドライボックスでの縫合や、イカを使った縫合や、ブタの肝臓を使用した胆嚢摘除などを行ったり、またシミュレータのデモも行われていました。



会場の様子です。




当科にも入りましたダヴィンチシミュレータの「RoSS」ですね。


15:00~は「学術集会」が行われ、

消化器外科、呼吸器外科、小児外科、泌尿器科、産婦人科など多科にわたっての発表が行われました。


泌尿器科からは

伊勢崎市民病院の竹澤先生、

舘林厚生病院の栗原先生、

日高病院の大木先生、

群馬大学の周東先生が、それぞれ発表を行いました。


今回は当番世話人を当科の鈴木教授が務めたため、演題募集などにかかわりましたが、最終的に19演題という多数の演題応募があり、非常に盛会でした。


特別講演も、泌尿器科関連ということで、今回は

鳥取大学泌尿器科教授の武中篤先生に遠方よりお越しいただき、

「ロボット支援手術の安全な導入のための教育と運用制度の構築」

との演題でご講演いただきました。





当院でもようやく今年度末にダヴィンチが導入となり、来年度から実質的な稼働を行う予定です。

非常に良いタイミングで、日本におけるダヴィンチ医療の先駆的な立場にある武中先生にご講演いただくことができてとても有意義でした。

手術室がとてもきれいで、洗練されているのに特に驚きました。

今後の当院での導入に関していろいろアドバイスをうかがえたのも収穫でした。


この会は、ほかの科の内視鏡の状況を知るいい機会で、毎年楽しみな会です。

もっと若手の先生にもどんどん参加してもらいたいものですね。