最近、医学の話題があんまりなかったので、学会について、、


おそらく一般の人や学生さんも学会についてはあんまりよく知らないのではないかと思います。


学会は、各診療科やさらにその中の専門分野に関してかなり数多く存在しています。

研究発表の場を設けたり、いろんな専門医や認定医制度の中心になり、また疾患のガイドライン作成にもかかわったりと、様々なことをやっている団体ですね。


大体、「日本○○科学会」といった名称のものが、その科を統括する大きな学会で、その科を専門とするドクターのほとんどが所属していることが多いです。


さらに細かな専門分野別にいろいろな学会があり、医師それぞれ興味のあるものを選んで加入しているのが現状です。


ちなみに自分は泌尿器科医ですが、現在所属している学会は、、、


・日本泌尿器科学会http://www.urol.or.jp/

・日本透析医学会http://www.jsdt.or.jp/

・日本癌治療学会http://jsco.umin.ac.jp/index-j.html

・日本泌尿器内視鏡学会http://www.jsee.jp/

・日本内視鏡外科学会http://www.jses.or.jp/

・日本臨床腎移植学会http://www.jscrt.jp/


以上の6つになりますね。研究会では腎癌研究会http://www.jingan.jp/ にも所属しています。


専門医とか指導医、認定医という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

病院の院内に掲示してあったり、病院ホームページの医師紹介などで確認できることもあります。


一般的には専門医は、その科についての基本的かつ全般的な知識・技術等があることを証明するものと言ったらいいでしょうか。


泌尿器科では、、

卒後5年目に専門医試験を受け専門医となり、卒後10年目に指導医(書類審査)となります。

(現在は臨床研修制度のため時期が変更になってます)


泌尿器科医としては最低限泌尿器科専門医(日本泌尿器科学会認定)がないと一人前とは言えません。


そのほかの学会が定めている認定医などは、あくまで限定した専門分野の資格制度です。


自分の持っているものとしては

・泌尿器科専門医・指導医[日本泌尿器科学会]

のほかに、腹腔鏡を専門にしてますので、

・泌尿器腹腔鏡技術認定医[日本泌尿器内視鏡学会]

・日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)[日本内視鏡外科学会]

があります。そのほかには、

・がん治療認定医[日本癌治療学会]

といった認定資格も取りました。


臨床の興味の対象が悪性腫瘍、特に腹腔鏡手術なので、このような感じですね。


泌尿器科関連学会はまだまだたくさんありますが、それはまた次の機会に、、