専業主婦詩人/gumiyosikoの風模様 -2ページ目

春風のなかで・・・思うのは・・・

思う事と出来ることとは・・・・ああ・・・



 草木や夢をなでながら

 風はさやかに

 天地を渡る


 ああ  人生

 成せるか・・・


 花実つけての

 恩返し



 庭木の桃や杏 柘榴 が 花の姿で語ってる



 私は花を咲かせたろうか  

 そして 人生木に小さな実をつけられるだろうか・・・

 花が実になる季節は もう終わってしまいそうだ・・・


        ではまた

四月の空の下で 

 心も体も水が温むようにほぐれていくような・・・・

 ああ・・・この四月のなか・・・・



  自然に生かされ

  人にいかされ


  あなたとわたし


  愛に生かされ

  夢に生かされ


  あなたとわたし

 


  

  空ゆく雲には 

  一片の尖った

  形や音もなく


  ただ・・・

  静かな時をのせて

  ゆったりと

  流れてく 流れてく・・・

  


   午後は 友達を誘って 春の野辺に出て・・・・

    からし菜摘みでもしよう・・・



 

息子よ

 息子への 伝言


春の日差しを浴びていると、夢とか 願いとか

少し生活から離れた心地に誘われ・・・・ふと・・・・・ 

 息子たちへ 伝言を・・・・


     


          息子よ


 息子よ

 深井戸を掘るがいい

 手足を使い 眼を使い 心を遣



 黙々と こつこつと掘り続けるがいい

 そして 汗と涙を流すがいい

 地に足をふんばって掘り続けるがいい


 汗の身体は季節の風に打たせ

 その涙は天を仰いでから

 掘りかけの井戸の底に溜めよ

 涙と汗はいつの日か きっと

 深井戸の呼び水となり

 汲んでも汲んでも湧き出る泉となり

 やがて 自分の命の色合いの面を

  見せてくれるだろうから

 

 息子よ 

 深井戸を掘りつづけるがいい 

 地に足をふんばって掘り続けるがいい



       では・・・また

    天地にいい風吹きますように・・・・  

        


名のみの春・・・

春は名のみ・・・・さむ・・・・

春の風邪は馬鹿がひく・・・とか・・・

うん そうかも・・・・昔からの言葉は言い得てる・・・

やばいぞ・・・



   今日の言の葉は


  人生を

  振り分け抜ける

  風の


   

  夢はいつも

  人生の坂や 向かい風の中にあり

  その種は

  思いと働きで 育つ・・・ とか

  ならば 夢熱が冷めないように

  夢の置き処は

  心の芯の芯に・・・・うん

 

   すこしだけ心があたたくなった気がするのは

   なぜ・・・


 日々 歳々

 あんなこと  こんなこと・・・・


 うん  ふ--うん

 聞いてるふりも

 愛ですよ



 毎日 まいにち 

 風ぐるま


 まいにち 毎日

 夢ぐるま


   ではでは

しばらく・・・でーす

   ああ・・・・あれから  何年だろう・・・うう・・・頭も手も動かない・・・・さびしい・・・


 成せば成る 成さねばならぬ  何事も 成らぬは 人の成さぬなりけり・・・・


挨拶もできなくて・・・・ああ・・・でござんす・・・。






峠の風

 天国から返事が・・・・


お盆も過ぎた今日 天国に帰られた母から

メッセージが・・・

 「小瀬田峠」の二編目「峠の風」があるはず・・・・と

「はい はい!」確かにありました。

 やっぱり 峠の風は私の「人生峠」なのかも・・・

 「ねぇ かあちゃん・・・」

 盆月なので・・・まだ近くに居てくれて・・・か?

 ではあらためて・・・・・ここに・・・


        峠の風

     

   亡母を思い出させて

   緑の風が渡っていく

   地図からさえ

   その名も消された「小瀬田峠」


   かつて この辺りを吹き渡っていった 峠の風は 

   母の歩き方を見ていたろう 

   その背に重い 行商の荷や

   駒下駄を減らしながらの汗を

   そして どんな思いで

   峠越えをしていたかを・・・


   ゴルフ場の造成地の一隅に

   落陽を連想させるカラスウリが

   自己主張の旗を振るかのように

   風を巻き込み 朱赤の実を揺らしている


   峠の風は昔日の私の風を蘇らせ

   亡母の歩いた道で母の風と合唱する

   風は年々歳々の模様を濃く淡く再現しつつ

   私のなかの季節風となった


   峠の風は 私の道標

   その道々には 心澄まさす

   私への風の仕掛けがある


   風に真向かい 耳を澄まし

   亡母からのメッセージを賜おう



  

     ※ 蝉の声を総身で聞いている・・・盆明け・・・

 

 天国へのお知らせ・・・

    天国の母ちゃん へ


朝から蝉さんが元気よく鳴いてるよ・・・

朝顔もピンとその色や形を見せて・・・

すがすがしい朝の顔で挨拶してくれてるよ・・・


盆間近かのなかで 今 また・・・・

50年以上も前のあの頃の「かあちゃんの夏の汗・・・」を

いとおしく・・・・総身で抱いています・・・・

 

 第33回全国高等学校総合文化祭

「全国高総文祭みえ ′09」

     平成21年7月29日(水)~8月2日(日)


 縁あってこんな素晴らしい舞台で 「母ちゃんの汗のうた」を

聞かせてもらえるなんて・・・・とても感激の今夏・・・


 母のこと その時代背景・・「人生の峠・・・」その風模様を

盆前だから・・・・あらためて・・・

     

   

       小瀬田峠


 外秩父七峰のひとつ 官の倉山

 その山裾の峠は

 なだらかに上浅間から下浅間へと連なり

 くだれば比企丘陵へ続いていく


 その昔 地場産業の手漉き紙が盛んな頃

 和紙を背負った行商の女たちが

 乳飲み児を置いて小川町駅までの道を歩いた

 朝早くから駒下駄をへらして二里の山道を


 戦後の小学生たちは当たり前のように

 遊びのなかで薪をひろい汗を流し

 峠路に山菜取りを楽しんだが


 今 そこに佇み

 樹々の葉をゆらす風に向かうと

 葉のざわめきは聞き慣れた

 亡き母の繰り言になって耳にひびいてくる


 ふるさとの峠には

 気づかぬうちに訛りを呼びもどす不思議がある

 迷っていた心を決めさせる明るさがある

 母を永眠させ 私を居眠りさせるものうさがある


 いま ふるさとの風に抱かれて

 生まれどころを打ち明け

 揺れ動く心の ひとつの在処をたしかめている

 

  

  ☆ きっと盆提灯を揺らす風になって お客にきてくれるでしょう

  そのときは・・いろいろゆっくり・・・・と・・・「ねぇ かあちゃん!」    



里山の春

 春は色々な行事で・・・・・私なりに忙しく・・・

春風邪などひいてしまい・・・・「ゴホン ゴホン」してました。

 気の利いた桜の花が早や散り始めたような・・・・

午後は八幡台の岡まで・・・・散歩にいこうかな?

 

 何年か前に書いたこんな詩があったので・・・


ここ埼玉の・・・比企郡小川町は・・・・いま・・


   里山の春


竹林と山桜が一山を成している

その山の根っこの集落を

さんざめく風と光が渡っていく

いま 里山は萌黄に染まっていく


深呼吸をしながら竹林を歩き

ふと 見上げると

春風をからめた 竹の葉の奏樂

シャラ シャラ シャラララ・・・

大波小波のたおやかなうねりが

大海原を見せている


竹の子はまだ幾重もの皮を着たままだが

その太さが立派な親竹への成長を語っている


大地の温もりに春蘭が

白絹のようなベールを脱ぎ 緑の衣を解き

ジジ様とババ様が楚々と抱き合っている


里山の真昼どきは すっぽり長閑

             

      久し振りの更新・・・・では では・・・・また              

               


  

いかに生くべきか?

月捲り暦の絵は

赤い毛氈のひな壇飾り・・・・

明るい陽射しの窓辺で日向ぼっこの猫・・・

二人の少女が紙風船で遊んでる・・・穏やか~


映画「おくりびと」を鑑た・・・・

いろいろな思いを絡めて鑑賞した・・・

そして・・・いろいろ学んだ


 人間 いかに 生くべきか・・・

    いかに  あるべきか? 」 




        ではでは・・・・・・・また