8年前の今日、1月30日。
インターネットって、本当に便利だわ…
昔だったら、
『この日、何曜日だったんだっけ?』
なんて、ふと思い立って調べようとしても、ものすごく大変だったけど。
今ならGoogleさんが聞いてもいないことまで教えてくれちゃうご時世だもんね。
この日、ハナコの通院だったわが家。
待ち時間が長かったんだよね…いつものごとくに。
退屈したライムちゃんは…
カッパさんに悪迫りしちゃったり。
同じく退屈していても、もう少しオトナ(おばあちゃん?)だったハナコ大先生は…
病院の2階の待合室から水戸街道を見下ろしてたり。
ウチにいるときには、寄るとさわるとケンカしてたけど、外出先では利害の一致をみると…
何やら密談している時も多くなってきていた頃。
病院の後にお出かけした秋ヶ瀬公園では…
車止めの大きなコンクリートの塊に、ライムとハナコを一緒に乗せてみたら、意外と平和におさまって。
ビミョーな表情に見えるけど、当時のライムちゃんにとっては、これでも最高のスマイルなのよね…。
今よりも顔グロ女子だったライムちゃん。
写真撮るとやたら不愛想だったり、魂抜かれてウツロになっちゃってたり…
たまに表情がしっかり撮れてると思うと、やけにギョロ目のビックリ顔だったりして。
そして、驚いたのはハナコ大先生の満面の笑み。
いつもの
『ぶ~っ』
って表情はどこへやら。
今見ても、本当に可愛いわ…ウチのハナコ大先生。
…どうしてハナコのことを、ハナコ大先生と呼んでいるのか
素朴にして非常に聞きづらい質問をお寄せくださったアナタ、お答えさせて頂きます。
ハナコと一緒に暮らした6年に1日だけ足りなかった日々、いつも感じていたからなのですわ…
ハナコに位負けしているオノレを。
確かにワタクシの方が、飼い主という立場だったけど。
廊下チッチをしようと、人類の食卓からお魚をさらっていこうと、常に堂々としているハナコを前に、ついつい揉み手をしているような気になってしまうことも多々あったりして。
『至らぬことで誠に申し訳ございませんが、心よりお仕え申し上げますです』
『不肖ワタクシめが、お世話させて頂きますハイ』
的な感じで。
いや、実際には、
『ゴルァ!
ハナコぺぇ!
何しとるんじゃ~』
って叫んだことは数知れないけど。
ハナコも(何も悪いことしてないライムも一緒に)ワタクシに一喝されるとダッシュで逃げ出してはいたけど。
でも、内心、なんだかハナコ大先生にヘコヘコしてたような気が今でもするのよね…自分でもよくわからないんだけど。
ま、当時は自覚できていなかった、ハナコに対するワタクシの精神的な依存が、その「位負け」してる感の根幹にあったんだろうけど。
『ハナコの存在なしでは生きていけないかも…』
な不安感なんかがね。
残念ながら…なのか、幸いにして…なのか。
ハナコの存在が喪われた後も、こうしてワタクシはヘラヘラ生きているけど。
今では、ライムちゃんへの依存甚だしい状況だけど。
…たぶん、ハナコに精神的に依存してしまっていた自分を、ライムちゃんに対して申し訳なく思うあまり…なんだろうなぁ。
ライムちゃんに対しても、きっとどう接していても、看取った後に何の後悔も残らないほど、やり切った感を感じることはできないだろうし。
…ハナコに対してもそうだったように。
8年前の今日の夜。
お出かけから帰宅して、カッパさんに足を拭いてもらう順番待ちのハナコ大先生は…
ウチの子になって5ヵ月半。
まだまだ、本当に心を許してくれてはいなかったけど。
しっかり可愛い表情でカメラ目線の写真を撮らせてくれていたんだね。
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