帰宅してもはしゃぎまくって、早々と寝ちゃった疲労困憊ライムちゃん。
早く寝て、日付が変わる頃にいったん起床して。
いつもなら、お水飲んでまた寝ちゃうのに、昨夜はピーピーキューキュー鼻鳴きしながら、廊下を行ったり来たりしてたライムちゃん。
『まるで、ハナコ大先生みたいじゃないか…
よもや、ライムちゃんも認知症か
』ふとそんな懸念が、頭をよぎったりして。
実際には胸やけライムちゃんだったらしい…
お散歩の最中、ずっとカッパさんにオヤツをねだりまくって。
アホカッパはねだられるままにオヤツをあげちゃって。
…で、胸やけ。
ホントにアホカッパなんだから。
しかも、腹の立つことに、ライムちゃんのかごベッドの近くで寝ているにもかかわらず、ライムちゃんがピーピー言いながら歩き回っていても、目を覚ましやしない。
ラチがあかないと見たライムちゃん、２階の私のもとにやってきた。
昨夜は、珍しく超早寝していたワタクシ。
今週に入ってから、突然会社がメッチャ忙しくなった上に、ご臨終になった冷蔵庫のお片付け。
お掃除なんて、もともと苦手なうえに大嫌いなのに。
…そんなこんなで、偏頭痛と肩こりと、ポンコツ左足首の痛みも深刻だったので、整形外科で処方してもらった強力鎮痛剤を飲んでとっとと寝たのに。
午前０時半から４時前にかけて、合計５回、私を起こしに来たライムちゃん。
お庭で葉っぱをムシャムシャ食べて。
ベンチの背もたれに寄りかかって身を乗り出して、後ろにあるツツジの葉っぱをバリバリ食べて。
私が写真撮ろうとスマホを構えたら、お庭の奥へとっとと移動。
先日、オフクロが買ってきて植えた植物（私には、正体はわからん）の新芽をバリバリ食べちゃってるし…。
せめて歯型を残さずに食べてくれ。
オフクロにぶつくさ言われても、
『え？
ナメクジでしょ～』
とすっとぼけられるから。
ライムちゃんの胸やけは解消したのか…
私が気付かないうちに、お庭のどこかでゲボしてきたのか…。
真相はいまだわからず。
お庭も一応確認したんだけど、巨大なクモの巣の奥まで入り込む勇気がなくて。
ここ最近の疲労と睡眠不足、鎮痛剤の眠気…
長時間爆睡で全部解消したれとの思惑が大ハズレで、いつにも増して眠い朝。
憎たらしくなるくらいスッキリ顔で、
『ああ～よく寝たなぁ』
と起きだして、
（私が食べようと楽しみにしていたキムラヤのあんぱんを勝手に持って）
仕事に出かけて行ったカッパさん。
髪はボウボウ、目の下にはクッキリと隈ができてるワタクシ。
眠くて眠くて、起きようと思っても、目が開きやしない…
夜中じゅう、ピーピー騒いていたライムちゃんも、また同様みたいで。
胸やけライムちゃんの朝ごはんは、発芽玄米のミルク粥。
ササミフレークと酵素ふりかけをトッピングしたら、あっという間に完食。
空腹感を感じるまでの時間も、あっという間だろうけどね。
食べ終わったら、愛用のかごベッドに戻って、お顔かくして爆睡中。
そりゃ、眠くもなるだろう…。
でも、大キライなカメラのシャッター音がすると…
しっかりこっちを窺ってるし。
もうご老体だし、無理しなくてもいいよ…
ゆっくり寝て、のんびり遊んでくれれば、それでいいよ。
そう思いつつ、回覧板を回しに行って戻ってみたら、お庭のフェンス越しに仲良しご近所さんに撫でてもらって満足げなライムちゃんの姿が。
『ライム、すっかり元気になってよかったね。
このフェンスをまた跳び越えちゃったんだから、もうすっかり元通りだね』
仲良しご近所さんの言葉に、フェンスのあっち側とこっち側でフリーズしちゃったライムちゃんとワタクシ。
……脱走したのか、また
オフクロの奴め、そんなこと一言も言ってなかったぞ。
在宅時でも、ライムと一緒にお庭にいないときには、必ず繋いでおいてくれと言ってあるのに。
ライムちゃんの不行跡を隠す…
というより、オノレの保身を図りおって…オフクロめ。
そんなこととはつゆ知らず、昨夜のカッパさんとの会話。
『エク、ちゃんと走れるかな…。
途中で足がもつれちゃったりすると、危ないしね。
本人もショック受けちゃうだろうしね』
なんて、メッチャ心配していたのに。
フェンスの頂上から道路までの高低差は、約１６０㎝。
そこを飛び降りられるんなら、ハイスピードのハードル跳ぶくらい屁でもないだろう。
『どうしてバレちゃったのかな…
ナイショのはずだったのに』
朝なのに、早くもジリジリと暑くなってきたこの日差しの下で、日向ぼっことはなんとも不自然。
そうやって、ほとぼりがさめるのを待とうってんだな…。
なんと老獪なヤツめ。
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