ライムちゃんのお気に入りのお散歩コース沿いのお宅の車寄せには…
落下したおびただしい数のギンナンが！
さすがのライムちゃんも、ちと呆然…。
たぶん、このギンナンだらけの景色よりも、付近に漂う普段と違う空気のニオイに呆然としたのかも。
私の嗅覚でもわかる、
『ギンナンくさっ！』
だったしね。
とはいえ、このギンナンの母なるイチョウの木、毎年秋になるとたくさんの実をつけてくれる元気な巨木。
持ち主のお宅の奥様にお願いして、去年も路上に落ちてたギンナンを、毎朝拾い集めてたのよ…どケチなワタクシが、こんなステキな食糧を見逃すはずがないじゃない。
お庭の隅に穴掘って埋めたギンナンの実は、さしたる悪臭を放つこともなく土の中で腐敗してくれたので、残った種だけ土の中から回収！
冬の間に茶碗蒸しやギンナンごはんにして、美味しく頂きました！
『今年も拾わせてもらえるように、またお願いしようっと』
ほくそ笑む貪欲な中年女の横を、高校生風のジャージ姿の男の子のチャリが通過していく…
と思ったら、なんたることか。
この、車に轢かれて粉々になったギンナンがどっぷり浸った水たまりで、男の子のチャリが転倒
幸い、ケガはなかったみたいだけど…。
ギンナンエキス入り水たまりに突っ込んで、びしょ濡れになった男の子は、
『いや、大丈夫っす！
すみません！』
と、慌ててそのままチャリに跨り走り去ったけど。
…たぶん、
「痛い」
とか
「臭い」
よりも
「恥ずかしい」
の方が先だったんだろうな…。
朝7時前に、ジャージ姿で登校って…
たぶん、部活の朝練かなんかだろうけど。
あのまま学校行っちゃって、大丈夫だったのかなぁ…
周囲の顰蹙買いまくりにならなかったかな。
ケガもニオイも、両方心配しちゃうよ…オバサンは。
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