雨だけど

昨夜からの雨が、まだ残ってる下町の朝。

でも、この程度の雨でお散歩をあきらめないこのお方。

愛用の、プーさんのレインコートを着て、るんるん歩いてるライムちゃん。
一昨年くらいまでは、レインコートを着せたとたんに固まっちゃって、ロボットみたいな歩き方になっちゃってたけど…。
幸い、だいぶ慣れてくれた。
でも、四肢を通してお腹をカバーするタイプのレインコートは、相変わらずおキライみたいで。
ホントは、前足で泥はねをあげちゃうから、お腹の汚れをカバーできるタイプを着せたいんだけどね。

ウンウンも、いつもの場所でしっかり済ませて、お気に入りの生垣へ。
よそ様の生垣だし、ちょっとは遠慮してほしいんだけど…。

葉っぱをムシャムシャ。
葉っぱを食いちぎるときに、頭上に張り出した草を揺らしちゃうから、溜まった雫がライムの顔に容赦なく降り注ぐけど、意にも介さず。

このレインコート、ライムもハナコも着られるし、夜でも目立つし、とっても気に入ってるんだけど。
残念なのは、フードが小さくて被れないこと。
よその子たちを見ると、みんな適正サイズのレインコートを着用して、フードも被ってるし…。
ライムとハナコは、規格外に頭がデカイってことなのかな？
ま、悩んだところで、頭が小さくなるとかフードが大きくなるってわけでもないし…ね。

帰宅して、ウチに入ったらまず、ライムの頭をフキフキ。
タオルで顔を包むようにしてフキフキ…が大好きなライムちゃん。
『グフグフ…
グフグフグフ…』
って、うれしいときの鼻鳴きを聞かせてくれてるので…。

『ライムちゃんのマチコ巻き～（古っ！）』

って、タオルを巻いて、記念撮影。
『キミの名は～』
のはずだったのに。

どう見ても、これじゃ田吾作以外の何者でもない…。

せつないラブストーリーよりも、桶と柄杓の方がずっと似合うな…。

『うんうん！
ライムちゃん、いいね、いいね～』
一応笑顔で誉めたたえつつ撮影したので、さほどご機嫌を損ねていなさそうなライムちゃん。

でも、隣で見てるハナコ大先生は…

終始、妙に冷静なのが、とっても気になる。
きっと内心、こんな恰好させられたのが自分じゃなくて良かったと、胸をなで下ろしているに違いない。

ホントに、つきあいのいいライムちゃん、どうもありがとう。
せっかくの代休なのに、雨が降っちゃって、クサクサしてた気分がすっかり晴れたわ～

でもさ…。
「マチコ巻き」
も
「キミの名は」
も、若い者には解るまい。
いや、いくら私でも、元祖ラジオドラマの時代はまだ、生まれちゃいなかったけどね。



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