『はぁ～…
昨夜もハナコがうるさくて…
安眠妨害だよ』
だからって、ハナコのベッドを取っちゃうことないじゃん。
かといって、ベッドを占拠されたハナコ大先生は、そんなこと一切気にしてない…。
だって、ハナコは今日も元気に…
「ハナちゃんは見た」
障子の陰から、人類のいる茶の間を監視中。
…ま、実際はこんな感じ。
障子の桟に半分隠れて、
『人知れず人類を見張っている』感がお気に入りなのか…？
ともあれ、平和な朝のひととき。
私が出勤した後は、ライムは２階のベランダへ。
ハナコは自分のベッドで。
共に、カッパさんや私の帰宅を手ぐすねひいて待つべく、半日のお昼寝で英気を養ってるんだって。
結局、明らかに傷んでいたアサリにも、まったく中らなかった強靭なオフクロが、そう言っておったよ。
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