ま、それはそれで、快適らしい。
ホントに、逃げ出したくなると、カッパさんの顎に2~3発パンチを浴びせたり…。
時によっては、まっすぐ伸ばした手(前足です)で喉元や頸動脈の上をグッと抑えたりする荒技も繰り出すし。
まんまと逃亡に成功すると、玄関の冷たい石の三和土でまったり。
ま、適当にくつろいでる、日曜の朝のハナコ大先生。
一方、晴れた日曜日の朝は、どこにいても落ち着かないのが…
野性児ライムちゃん。
いつ、カッパさんに捕獲されて、強制お風呂の刑になるかわからないから…。
午後になっても、警戒警報はまだ解除されず。
ツツジと石蕗花のジャングルの奥で、ぬかりなく人類の動向をうかがい続けてる。
ベンチに座ったカッパさんの足元では、黄金色のワガママ魔神が大あくび。
かたや、あくまでも隠れ家に潜み続けるライムちゃん。
でも、今、そこは2本のツツジが、満開の花に覆われてる真下。
ツツジの花に付着してる。謎の茶色いベタベタの物体が、その辺にいっぱい散らばってるのに。
『でも、ここ涼しくて気持ちいいんだもん』
ま、ライムちゃんのお気持ちは解りますが。
いや、内心のホントの声はこうだったのかも…
そんなことは、いたしません。
いくら、
『今日はお風呂なしだから大丈夫だよ』
って言っても、聞く耳持たず…。
そんなに警戒モードのライムちゃん、残念ながら気付いていないことが。
そこでずっとお休みしてると、体中にツツジの茶色いベタベタがくっついて、カッパさんが
『これはお風呂に入れないとダメだ!』
って言い出すかもしれないよ。
その時になって
『だました~!
ライムちゃんにウソついた~!』
って怒らないでね。
ずっとそこにいるライムちゃんが悪いんだからね。
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