全部干してベランダ一杯…・。
『だから、晴れた休日って大好きよ！』
胸に満ちる達成感とともに、ベランダ前の自室内を見ると…
爆睡中のライムちゃん。
机の足元に敷いた座布団に陣取って、のびのびお休み中。
ランドリーバスケットを持って階下へ。
洗濯機周りを片づけつつ、ふと不安が。
『やけに静かだ。
ハナコは…』
恐る恐る、廊下を見に行ったら…
気持ちよさそうに朝寝の真っ最中。
『ハナちゃん、いい子にしてたのね～。
疑ってごめんね』
可愛いハナコの寝顔を覗き込むと…
左の鼻の穴のフチに、付着物が。
『あら、ハナちゃん。
お鼻におクソがついてますよ～』
取ろうとしても、カピカピにこびりついてて取れやしない…。
最近、ハナコの鼻がカラカラに乾いてることが多くなってる。
鼻水は出てるみたいだけど…ね。
肺炎の治療薬を服用し始めた頃に気づいた症状。
先日、かかりつけの動物病院に電話してきいてみたら、いろいろ調べてくれたけど…。
『服用してる薬の、副作用例にはとりあえず見当たらないんですが…。
もう少し、詳しく調べてみますね』
って言ってくださった。
特に元気がないわけでもなく、食欲もありありだし、深夜のドスドス歩きも絶好調だし、肺炎特有の咳も、もうほとんど出なくなってるし。
鼻が乾いてること以外、特に気になる症状があるわけでもないから、いいと言えばいいんだけど。
ただ、ちょっと気になる、ってだけで。
しかし…この、ハナの鼻に付着したおクソ。
乾いた鼻に密着しちゃってて、引っ張ると鼻の粘膜に傷がつきそうで怖い。
でも、おクソが巻き込んじゃってる長～い抜け毛が、ハナコの呼吸に従って、左の鼻の穴を出たり入ったり…
見てるだけで、くすぐったいわ。
昨夏、気管虚脱で某大学病院を受診した日に、たまたま鼻の表皮が大きく剥がれちゃったハナコ大先生。
気管虚脱とは何の関係もないだろうけど、大学病院の先生に聞いてみた。
高齢犬にはよくあることで、病気でもなんでもないから心配いらない、って言ってくれて一安心。
それにしても…いきなり剥けちゃわなくても。
本人が気にしてないんだから、それでいいのよね、きっと。
後で山羊ミルクでも飲ませて、鼻水たらりんを誘発して、このおクソがふやけたら、そのとき拭き取ればいいのよね、それで。
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