『ラッキーじゃん、私。
最近、ツイてないから、たまにはこんなことでもないと』
と気を良くしてたけど…。
アトピカが目に入っちゃって、痛い思いはしたけど事なきを得て、しかも保険適用でハナコに使える目薬ゲット～
ハナコの医療費抑制のためなら、自分が痛い思いをするくらい屁でもないわ～！
と思ったのはつい先週のこと。
良くないことがあっても、それを相殺する良いことがあれば、と思ったんだけど。
夕食後、自分で飲むカフェオレに入れようと、電子レンジで牛乳温めてたら…。
ニオイ嗅いでもわからなかったけど、サワーミルクになりかけだったらしい。
マグカップの中で、お豆腐みたいな固まりと、透明な水分に、きれいに分離。
『これ、危ないんだよね～。
突沸って怖いんだよね…』
そう思いながら、そ～っとカップを取り出して、テーブルに置いたところで突然小爆発が
顔も髪も服も、分離した牛乳にまみれちゃうし…。
右手の人差し指が痛いと思ったら、火傷してた。
で、ふと我に返る…。
『顔、痛くないな…』
でも鏡見たら数か所牛乳浴びてる…。
どうやら、爆発の時に飛散したお豆腐状の物体は、あらかた指にかかったらしい。
またもや目に入ったりしてたら笑えない。
東京消防庁の夜間緊急ダイヤルに電話して
『突沸で、目に熱い牛乳が…』
なんて相談したら、ミュンヒハウゼン症候群だと思われちゃうよ。
入浴しながら考えたのは、
『本日の幸運と不運は相殺されたのか…』
ってこと。
相変わらず、暇人なもので。
思い巡らしつつ、友達から韓国旅行のお土産にもらった高級なトリートメントを髪に塗り塗り。
タオルで包んで
『しばし待たねば…』
と思ったとたんに、玄関から聞こえるハナコ大先生の声。
『あれは、チッチしたい時の声だ…』
とは思っても、この姿では出られない。
ドアだけ開けて
『ハナちゃん、ちょっと待ってて～』
叫んだところで黙って待ってるハナコじゃない。
そりゃそうだ。
待てるかっつーの。
あと5分はそのままにしたかったトリートメントを泣く泣く洗い流して出て行く羽目に。
このトリートメント、1回分ずつ小分けになってるんだけど、中年女5人で戦ったお土産争奪ジャンケンで、1個しか獲得できなかったのよね…。
『なんて不運な…』
と嘆きつつ、思い出すのは今朝の騒動。
私より少し早く起き出したハナコの姿が見えないから、探しまわったら…。
2階の廊下でチッチしちゃってた。
室内トイレが使えないわけじゃないけど、頑として外チッチにこだわるハナコ大先生。
母にバレるとウルサイから、洗濯物干すついでにせっせと拭き取って、消臭剤をブン撒いて。
考えてみれば、また2階でチッチされるよりは、よっぽど良いんだよね。
むしろ幸運だったのかもしれない…掃除しなくて済んだし。
本日の運・不運の収支は…。
あくまでも本日に限ってみれば、プラスマイナス０になったってこと…？
ならいいけど。
まだ、最大の不運であるところの、『給料遅配』問題は解決してないんだけどね…。