毎朝ライムとハナコのお散歩で通る場所。
いろんなネコさんたちが、入れ替わり立ち替わり、ご飯をもらいに来ているおウチ。
今朝も通りかかったら、小さいネコさんが、先客の大きい黒ネコさんのご飯が済むのを待ってた。
黒ネコさんは大柄な女の子。
自分の子じゃない子ネコの面倒を見てあげてたこともある優しい子。
だから、この小さなネコさんも、怖がる様子もなく、黒ネコさんの傍に行こうとしていたようで…
一歩、踏み出したところで私の視線に気づいて立ち止まり、ついでライムを見つめて…
フリーズ。
あと2mくらいで朝ごはんにありつけるのに…。
ライムは、といえば…
黒ネコさんが気になるらしく、小さいネコさんには気づきもしない。
そのままじっとしてればいいのに、ちょっと身動きしたらしく、小さいネコさんの背後のバイクのカバーが
『カサッ』
と小さな音を立てちゃった。
「見つかっちゃった!」
そんなに怯えなくても…。
「ネコさん、かわいそうだから早く行こう!」
幸い、ライムは、この小さいネコさんには無関心みたい。
後も見ずに、とっとと歩き出す。
もう邪魔しないから、ゆっくりご飯食べてね~。