スピッツのアルバム「ひみつスタジオ」の中に

「さびしくなかった」っていう曲がありまして、

それは

『クリント・イーストウッド監督の

映画「HERE AFTER」に触発されてできた曲』

だと説明がありました。

 

そんなこと聞いたら、ファンなら見たくなりますよねぇチュー

やっと先日DVDをレンタルして見ました。

(2010年 アメリカ映画)

 

最初いきなり津波の場面です。

フランス人ジャーナリストの女性が

バカンスに来ていたアジアのリゾート地の海岸で

津波にのみこまれ、あちこちに叩きつけられ

すごいスピードで運ばれ、ついに海岸に

打ち上げられるのだけれど、近くにいた

現地の2.3人の男たちが引き上げた時には

すでに心肺停止の状態でした。

 

そこから心臓マッサージをし、息を吹き込み、

人手だけで懸命に救命しようとして、諦めかけたころ、

彼女は水を吹き出して生き返ります。

 

続いて病院に運ばれると思ったんですよね。

 

ところが、彼女は数分で立ち上がって、

もうそのまま歩き出すんです。

周りの悲惨な状況の中、恋人を探して

歩き回るんです。

 

恋人と会えてフランスに帰った彼女は

普通に仕事に戻るのだけれど、いわゆる

臨死体験、死後の世界を見たことで

それから人生が変わっていきます。

良い方にではなく、周りからうさんくさがられて

孤立していくんですね。

 

そこから映画は回っていくのだけれど、

読んでくださっている人はもう気づいていると

思うのだけれど、

私は先日のひなの心肺停止の経験の時に

映画の彼女が、息を吹き返しそのままスタスタと

普通に動き出したことを思い出していました。

 

ああいうふうなことあるんだ、

ひなもこのまま何もなかったように

回復する、と心強く思えたんです。

 

だからこのタイミングで、あの映画を

見ていて、半月後に勇気づけられたという

こと、なんという出会いだろう、と

感謝しているのですスター